医療は、間違いなく発展しています。

 

薬、検査、手術。

 

昔なら助からなかった命が、現代医療によって救われるようになりました。

 

しかし、現実を見ると大きな矛盾があります。

 

日本の国民医療費は、1960年度の4,095億円から、2023年度には48兆915億円へ増加。

 

単純計算で約117倍です。

 

さらに、世界の50歳未満で発症する「早期発症がん」の新規症例数は、1990年から2019年の間に79.1%増加しています。

 

※79.1%は世界全体の症例数の増加で、人口増加などの影響も含みます。

 

医療が発展しているのに、なぜ医療費と病気は増え続けるのか?

 

今回は、この矛盾について考えます。

 

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私は、現代医療を否定していません。

癌や難病になったとき、薬や手術をすべて拒否する考え方は非常に危険です。

 

ただし、

 

現代医療にすべてを任せれば、健康になれる。

 

これも違います。

 

現代医療には、得意な領域と不得意な領域があります。

 

その役割を理解することが重要です。

 

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病気を「氷山」で考える

病気を氷山に例えると分かりやすいです。

画像
 

水面から出ているのは

 

・痛み
・かゆみ
・発熱
・炎症
・腫瘍
・検査で見つかった異常

 

など、目に見える症状や病変です。

 

現代医療は、この部分を抑えたり、取り除いたりすることを得意としています。

 

一方、水面の下には、

 

・食事
・睡眠不足
・ストレス
・働き方
・人間関係
・住環境
・長期間の身体への負荷

 

など、不調の背景になり得る要因があります。

 

そんな現代人の汚染をわかりやすくまとめた指標が10の病因論です。

 

画像
 

薬や手術で水面上の症状を抑えても、生活の中にある負荷が変わらなければ、再び不調を繰り返す可能性があります。

 

だから必要なのは、

 

症状を抑えることと、不調の背景へ向き合うこと。

 

この両方です。

 

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症状を抑えることは悪ではない

反医療系の情報では、

 

「薬は症状を抑えているだけ」
「根本原因を治していない」
「薬はすべて毒」

 

と極端に語られることがあります。

 

しかし、症状を抑えること自体が悪いわけではありません。

 

強い痛みやかゆみで眠れない。
炎症で食事が取れない。
身体が苦しすぎて休めない。

 

この状態を放置すれば、身体が回復するための睡眠、栄養、休息まで失われます。

 

まず医療によって苦痛を抑える。
身体が休める状態を作る。
その上で、生活や環境を見直す。

 

私は、この順番が大切だと考えています。

 

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アトピーも二択ではない

アトピー性皮膚炎も、

 

「ステロイドを使うか、絶対に使わないか」

 

という二択で考えるべきではありません。

 

強いかゆみで眠れず、掻き続けて皮膚のバリア機能が壊れている。

 

この状態で薬を完全に拒否すると、さらに悪化する場合があります。

 

必要な薬で炎症とかゆみをコントロールする。

 

同時に、保湿、睡眠、食事、ストレス、生活環境などの悪化要因も確認する。

 

薬だけでもない。
薬を全部やめるでもない。

 

症状管理と生活の見直しを、同時に行うことが重要です。

 

※薬の開始・変更・中止は、自己判断せず医師や薬剤師へ相談してください。

 

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現代医療の問題と、医療従事者は分けて考える

現在の医療制度は、診断、処方、検査、手術、入院などの医療行為を中心に作られています。

 

一人ひとりの食事、睡眠、仕事、人間関係、住環境まで、長時間かけてその背景を確認する仕組みではありません。

 

しかし、だからといって医師や看護師が悪いわけではありません。

 

多くの医療従事者は、患者さんのために現場で一生懸命働いています。

 

制度の問題と、現場で働く人の思いは分けて考える必要があります。

 

「医療業界は金儲けだから病院には行かない」

 

という極論も危険です。

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自分の健康を丸投げしない

不調が出たとき、

 

「この症状には〇〇のサプリは効きますか?」

 

という質問だけでは、本当の背景は分かりません。

 

普段の食事のバランスはどうか。
住環境はどうか?
十分に眠れているか。
仕事や人間関係で無理をしていないか。

 

症状は、いつから何をきっかけに始まったのか。

 

病名だけを見るのではなく、自分の生活全体を見る必要があります。

 

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整理します

現代医療を全面否定する必要はありません。

 

同時に、現代医療へ健康をすべて丸投げしてもいけません。

 

必要なときは、薬、検査、手術を活用する。

 

症状をコントロールしながら、不調の背景にある生活や環境へ向き合う。

 

病院へ行くな、薬を使うなという話ではありません。

 

現代医療の役割を正しく理解し、自分で変えられる部分は自分で見直す。

 

このバランスが、これからの時代には必要です。

 

信じる前に調べる。
否定する前に役割を理解する。

 

そして、自分の身体と生活を、自分で見つめ直す。

 

本当の健康づくりは、そこから始まると私は考えています。

 

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出典:

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