『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆 著。 | 蒼の深さを見上げてみたり。

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認知症の母との日々や日常の些細なこと、読書の記録などを綴ります。



誰々はこう言ってる。

これにはこう書いてある。


1冊分

何かしらの

引用だけで終わっている

印象でした。


浅学にして

反証は出せませんけれど


ほかの文脈で

違うことを言ってる人だって

いるだろうに


都合の良い資料だけを

取ってきたんじゃないの?

という感も

否めません。


でもまあ

労働に対する考え方の歴史


書を読むということに対する

考え方の歴史は


なんとなく

学べたかな。


働いていると

本が読めない理由については


全身全霊で働いていると


直接的に

自分には関係ないと思われる

情報(ノイズ)を

受容するだけの


心理的ゆとりが

なくなるから。


といったところでしょうか。


「花束みたいな恋をした」が

よほど好きなのか


ずっと

それを引用し続けていて


その映画を見たことがないし

興味もない

私には


その引用の意味合いが

よく分かりませんでした。


ひと息で

暇つぶしに読むには

いいけど


それこそ

“ノイズ”がなく

結果

面白みに欠けるな。と

思いました。