溜め息しか出ねぇ | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

旦那と2010年生まれの息子と暮らしてます。
2013年にパート勤めを辞めて以来
「さして働かず、さして家事せず、さして子育てせず」をモットーに
不謹慎でネガティブな日々を送っています。

鳥山さん・・・

早すぎねぇか・・・

 

オラの元気を分けてやるから(そんなにないけど)

もうちょい生きててくれよ。

 

普段、有名人が死んだくらいで、そないブルーにはならん俺だが

今回ばかりはさすがにじわった。

 

ゆーても、そこまで熱狂的なファンってわけでもない。

 

幼少期にアラレちゃんに親しみ

その年代の子にあるように

グッズを買い(めちゃんこすりんちょっていう、アラレちゃんの絵を刷れるおもちゃで、一人壁新聞とか作ってたwww)

アラレ音頭を踊り

 

その後の連載DBでは

今までの漫画にない仕掛けのアレコレに興奮し

原作を読み、テレビシリーズを細々追いかけ

 

ドラゴンクエストはたしなまなかったけど

アラレと悟空、この2大作品で、俺の人生の一部は十分に彩られている。

 

彩りが再発したのは、中1息子Y氏が生まれてからだ。

 

Y氏が未就学の頃、日曜の朝にDB超がやっていた。

アンパンマンを素通りで、戦隊モノを短期間で卒業したY氏は

DB超にどんどんのめり込んで行った。

 

今は亡きGyaOで、昔のDBを見始めたのは、小学校中学年くらいだろうか。

コロナ禍ではたくさんのアニメを一緒に見たが、鬼滅や進撃に加えて、DBは常にレギュラー入りしていた。

 

Y氏は小5から、2年間絵を習っていたが

好きに描かせてくれるその教室で、一番描いたのはDBだった。

 

メキメキと上達し、クラスメートに絵の発注を受けるまでになったが

彼は途中で気付いた。自分はDBが描きたすぎるだけで、他の絵になると、モチベが下がり進みが大変遅くなることを。

 

いっときは「とよたろうの後を継ぎたい」とまで豪語し

悟空の輪郭にクリリンの顔とか、その逆とか、謎の合体シリーズも描いてたな。

 

小学生の割にはあまりにクオリティが高すぎて

1から自分で描いて、丁寧に色を塗った作品が

ただの塗り絵に見えてしまうこともw

 

時は過ぎ、思春期でヤカラになってしまたY氏と俺をつなぐ、細い糸。

その成分の8割くらいを、もしかするとDBが占めているかもしれない。

 

今ではそんなに、録画してる好きな回を頻繁に見ることもなくなったが

何かの折に再生してみると「やっぱカッケぇな・・・!」と、思春期と更年期が盛り上がる。

 

思春期と更年期が盛り上がるのだ。

そんな作品、おいそれとあるもんじゃない。

 

もちろん最近のアニメ全般は、大人も子どもも一緒に楽しめる、深い世界観のモノが多いが

DBには俺の思春期とか青春も、たっぷり混ざってる。

そこに息子の思春期が混ざり合うのだ。

 

俺には付いていけない、Y氏の好きな野球の話や、最近の流行の人物や音楽の話。

でもDBだと、若干俺の方が形成が上になる。

たしなんできたキャリアが違う。

 

DBは、思春期更年期のちぐはぐなバランスを整え、俺の記憶に埋め込まれたたくさんの関連エピソードを、Y氏と共有することができる。

Y氏があまり知らない、Zより以前のピッコロや、小さい頃の悟空などを、現在のDBに照らし合わせながら議論することができる。

 

2年ほど前に公開された映画も行った。

胸アツだった。

悟飯ちゃん、あの後どう変わっていくの?

もう教えてくれないの? 鳥山さん。

 

逝くなら野沢さんが先だと思って、ここ数年ハラハラしてたのに

まさかあなたがフライングするとは。

 

親子でたしなめる趣味が、我が家にはそんなにないのだ。俺野球興味ないしw

DBは筆頭だったのだ。

 

Y氏と一緒に、日本橋にフィギュアを買いに行ったよなぁ。

メルカリでも、たくさんのカードやガチャを漁ったよなぁ。

 

なんかY氏が死んでしまったかのようなテンションw

 

でも鳥山さんと一緒に、俺やY氏の一部も死んでしまったんじゃないだろうか。

 

俺の6歳下の弟と、母が

ちょうどY氏がDBにハマってた年齢の頃くらいに

なぜか同時に、ガンダムにハマってた時期がある。

 

ゼータとかダブルゼータとか、色んなシリーズが出てた。

2人はノベライズされたガンダム作品をも読みあさり、互いに貸し借りし、日常でマニアックな会話をしていた。

 

俺は全然ハマらなかったので、どんな内容か知るよしもないが

あの2人の姿は、何となく記憶に残ってて

どこか、憧れもあったのだ。

 

その当時、娘時代の俺が、弟にジェラってたとかではなく

「なんかいいなぁ、こういう親子」みたいな。

 

母と娘はひっつきやすいが

母と息子は、なかなかそうはいかない。

 

実家のガンダムブームは、たぶん1年も続かず終わったが

ヲタな話を嬉々として語る、母と息子の姿は

割となレア種として、俺の記憶に沈んだ。

 

たぶん俺とY氏のDBは

母と弟のガンダムよりも

太い一本線として育ってる。

 

俺とY氏の親子期間、子育て期間に、欠かせないもののひとつ。

 

鳥山さんが死んでも作品は残るが

そういうことじゃないんだよなぁ。

 

まだまだ見せてくれると勝手に思ってたから。

 

鳥山さんのペースで、描きたいものを自由に描いて

その喜びが日本中を循環する。

 

そんな景色を、あと何回か、見れると思ってた。

ご冥福なんてお祈りできません。

 

冥福する代わりに、オラの元気を分けてやるからさぁ。

三途の川を逆流してこいよ。

 

仙豆がいるなら、Y氏に取って来させるからさぁ。

超神水でも、ブルマが作るみたいなメシも。

 

なんならDB集めて神龍呼ぶからさぁ。

世界中のファンが本気になったら、できんことないんじゃない?

 

せつねー。