…【ダマスコ契約・秘儀宗団】者達が、クムラン地域に居住地を確保して以降（紀元前2世紀～1世紀頃）、其の「脱ユダヤ教・秘儀教義」の中に取り込まれた【秘儀・・数値カバラ】。其の教義に由来する数値は、多々在ったと考えられる中の、其の１つが「秘儀数値・2294」（-1790＝504・完全数に合致）で在り、其れを後年（15～16世紀頃）に於いて、スカリゲルが手に入れたので在る。然るに、其の【数値・カバラ】の断片的【2294】の数値は、西洋方面の15世紀に至っても、未だ、其の何処かに保存されていたと言う事に成る。従って、其れを、「ユリウス・カエサル・スカリゲル」（1484年～1558年）が、何処からかは定かでないが、入手した後、其の著書【時間修正論】（年代学の形成）の【第5巻」（1570年代後半以降）を以て記した処に、【ユリウス周期】の算出方式に於ける【核・数値】として取り込まれていたので在った。然るに、此の著書を以て、スカリゲルは「年代学自体を創造した」等と、「スカルゲル研究者・グラフトン氏」は評価したとされる。因みに、【ユリウス（父の名）通日】は、Joseph Justus Scaliger（スカリゲル）によって「1583年」に考案された。
…世界暦の年代計算に於ける「ユリウス・カエサル・スカリゲル著」に言う、【時間修正論】＆【時間論の宝庫】（普遍史）に因ると、創世記起点年を「前7980年」として先ず定義した。即ち、「28年」（日付と七曜が揃う周期）と、「19年」（メトン周期・月と日付が揃う周期・28×19＝532年）に対し、更に、「15年」（インデックテッオー・税金査定周期）を加えた「周期年7980」で在る。然し、最終的に設定したのは、「313年」（ディオクレティアス紀元年）を絡め、計算し直された処の「前4713年・始点」（紀元前1年は4713目…西暦１年は4714年目…各々の周期の１年目が揃う年を起点とする）数値を以て設定し直されたた。然して、此処に出現した、其の、謎的数値「2294」の出処に付いては触れていない。何故かと言えば、つまり、其の数値の出処に付きまとう「意味数値」の内訳に関しては、スカリゲルは知らなかったのだと私（筆者）は考える。然して、スカリゲルは其の数値を駆使し、元来的「ノア期・大洪水年」（創世記紀元1656年）数値に対し、更に、修正を加えた。つまり、古代に於ける西洋史の歴史（紀元前史）の中に、ユダヤ民族の聖書（旧約・創世記）に記された「ノア期・大洪水年」を紀元年として取り込む作業で在った。
…其の起点年設定以降、歴史上、画期的な事件的年代を順次に割り当て年代設定が成されているが、其の年代史の起点年を設定するに当たり、其の【核・数値】として採用されていたのが、肝心なる創世記の文書とは全く無関係な数値、即ち、先述に言う…謎【秘儀数値・2294】…が採用されていたので在る。従って、「スカリゲルの年代設定」に至っては、其の起点年（天地創造）が３つ、つまり、「①説…聖書紀元アダム1年」。「②説…西暦前3949年」。「③説…ユリウス周期765年」に分けられる結果と成っていて、其の分け方の「①説」は問題ないが、後の「②説」、「③説」は完全に間違っているので在る。
…先ず其の「②説・前3949年」（天地創造）と、「③説・前764年説」の双方の算出方式は、出自が明らかにされていない彼の【謎・2294】の数値が【核・数値】として用いられているからで在る。此の謎の数値の出自は不詳では在るが、筆者考察に因れば、其れは、【歳差運動】に関する数値を元に構築された秘儀数値で在る事が『秀真伝』（姉妹書・三笠文）文書の研究を以て解説する事が出来ます。尚、此の件に関しては別ブログ（Ameba・ブログ）に記載する予定と致します故、此処では其の説明を省く事と致しまして、先に話を進めます。
…謎的、其の出処不明の【秘儀数値・2294】を取り込み展開するのが画期的「スカリゲル方式・創世記年設定」説で在る。従って、其の秘儀数値を駆使して導き出されたのが「スカリゲル説…「創世記紀元4714年－謎2294＝2240年」（天地開闢起点年）－1656＝764」と成し、此の計算数方式に因って偶然にも炙り出された「謎の数値・764年」の数値には、【創世記・基点年】の、其の数値解読の糸口が秘められている事を、此の、普遍史（スカリゲルの年代設定方式）の内容を知る以前、既に私は見出していました。然し、其のスカリゲルは、其の「謎解きの鍵」と成る意が秘めらた数値だとは、全く気が付かなかった。因みに、此の数値にはダビデの数値も取り込まれ、且つ、『秀真伝』（姉妹書・三笠文）を構成する【枠数値】等、他、重要な数値が取り込まれ構築された数値で在った…つまり、『秀真伝』文書を以て解読すれば…「1萬-2294＝7706-？？？＝？？？？-？？？？＝5464（ダビデを意味する数値）-？？？？＝？？？？-？？？＝（764）-？？？＝？？？（Jerusalem・陥落年）」…の数値に当る仕掛けが構築されていたので在りました。
…然して、此の事に全く気が付かなかったスカリゲルは、創世記（『旧約聖書』）の「ノア期・大洪水1656年」を引用し、此の聖成る大洪水年設定年に対し修正を加えた。従って、此の偶然的計算に於いて見出される結果となったのが「謎の数値・764」（筆者・解読済み）で在るが、又しても、此の数値に秘められた数意に対しても、其の説明は無い。然して、尚、【ノア期・大洪水年】（聖書・数値年）数値年に対しても、現行の歴年史（西暦年・創世記紀元）の中、即ち、西暦年に対応させてスカリゲルは取り込んだので在りますが、其の、大洪水年に対し「②説…前2294年」。そして「③説…前2420年」の設定に在っては…「当たらずとも遠からず」（秀真伝を以て、筆者は解明済み）…で在った。
…以下【追記】（平成27年・2015/10/06/火曜)…
…先述の大祓祝詞「チギタカシリテ」の【チキ】（千木）の語意には…【天界のエノク・大洪水阻止祈禱文書版設置年数値】（ヨベル書）との接点数値（1790）が秘められている。つまり、其の【エノクの天・祈禱版】の管理は「ノア・昇天年」（アダムからの数値年…2006年）迄も続けられていたとされる。然るに、大祓祝詞に欠かせない「サカキ」とは、「逆木」の意で在る。つまり、「ヰモツキアマノ、サカキヤ」（秀真伝２章）の語意を訳せば、「500継・真逆木」（天の木は逆さに生える）と成る。尚、此処に言う「500継」とは、【メシア・来臨起点年暦】に関連する数値で在り、【日本建国史・起点年】の基礎数値（990－490＝500継ぎ・ヰモツキ)と成っている。尚、先述に言う【謎・2294】の数値に対しても、天（アメ）を意味表すヨロ（萬）の数値を用いれば…「１萬－2294＝7706－1790＝5916」…と成り。此の答えの数値には…「ノア・昇天年」…の意が秘められているので在る。
…
…此の続きは後日の事と致します…
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