6月2日撮影
今年も和歌山県田辺市で収穫された赤紫色の小梅が届きました。
このパープルクイーンで、梅シロップと梅酒を作りました。
梅酒(写真左)と梅シロップ
梅シロップ
パープルクィーンと氷砂糖、少量のホワイトリカーで密封しました。翌日には最初に入れた氷砂糖が溶けてピンクのエキスが出始めました。
氷砂糖をさらに加えて、容器を動かして撹拌します。
ホワイトリカーを少量入れることによって早くエキスが出てくること、発酵を遅らせて梅のエキスを抽出することができます。
翌日にはホワイトリカーの中のパープルクイーンから赤い色素がしみ出ています。
梅シロップの容器の下のほうにシロップ(原液)が出来始めています。
梅シロップは時々容器を動かして氷砂糖をとかしながら約一週間。容器の中の梅の実を取り出して、清潔な別の容器にシロップ(原液)を入れ替えて冷蔵庫で保存します。
梅の爽やかな酸味と香りがします。
炭酸水や牛乳で割っても、かき氷のシロップとしてそのままかけても…
ミルクゼリーにソースとして
梅シロップの琥珀糖
梅アレルギーについて
「アレルギー」という言葉は、私が子どもの頃は耳にすることがありませんでした。「花粉症」というアレルギーの症状をもつ人が増えてきて近年になり、ようやく病名として認知されてまいりました。
「梅アレルギー」は梅そのものに反応する場合やバラ科の植物を口にしても症状が出てしまう果物アレルギーもあり、これらは花粉症と関係があります。
アレルギーを引き起こすアレルゲン(タンパク質)は、花粉症のシラカバやカバノキの花粉のアレルゲンがバラ科のアレルゲンと同じ型だということがわかっており、花粉症のひとは果物アレルギー、梅アレルギーになりやすいという報告が出ております。
梅を口にすると口の中や周り、喉にかゆみや湿疹、腫れなどの症状が出たり、呼吸器に症状が出ることがあり、「口腔アレルギー症候群」という病名になっています。
梅を食べたあとに症状が出て治まった場合でも、梅アレルギーのアレルゲンは熱に対して非常に弱く腸に達する前に効力を失うためと考えられますが、胃痛、腹痛、吐き気など消化器の症状があったり、呼吸困難、まれにアナフィラキシーショックになってしまうこともあるので、何かしらの症状が現れた場合には、検査をしておくことが大事であるといえます。 (2016年7月のブログより)
鮮やかな深紅の梅シロップ
6月7日撮影
※梅の効用については、「庭の花とパープルクイーン」をご覧くださいませ。