12月師走になりました。
「師馳す」が語源で、「師走」の字をあてたというのが一般的な説のようです。
陰暦12月の古称です。
一年の最後の月
ひきつづき、おつきあいくださいませ。
木の下で 12月1日撮影
朝は冷たい雨が降っていた
傘を持って歩きながらこの一年に起きたことを考えていた
多くのことがあり過ぎて、頭の中も気持ちも整理できずにやり過ごしてしまう
深いため息になる
雨が上がって傘は要らなくなった
先日まで青々としていた銀杏が急速に色づいてきた
八幡さまの境内に入り、参拝をしてから木の下に立つ
まだ青みを残しながらも光を受けて眩しく葉が揺れる
見上げた木の黄葉の中に包まれるような気がして
そのまま少しの間静かに立っていた
足もとにゆっくり、またひとつ黄色い葉が落ちてくる
山茱萸(サンシュユ) 12月1日撮影
散策の途中にあるサンシュユ
紅い実、宝石のように光り輝く
そして冬芽が見える
新しい季節へむけて木々たちは準備を始める
山茱萸(さんしゅゆ)は、ミズキ科の植物、棗皮、ハルコガネバナ、サンゴバナ、アキサンゴなどの名もある。
原産地は中国、朝鮮半島で、日本では奈良県をはじめ全国各地で生産される。
秋から冬にかけて収穫される。
果肉を食し、粥、酢の物、菓子、果実酒、煎服などに用いる。 ※煎服は6~15g
性味は微温、酸で肝、腎に帰経する。
栄養成分は、イリドイド配糖体、リンゴ酸、酒石酸、タンニンなど
めまい、ふらつき、夜尿、頻尿、多汗、月経過多、不正出血など
エキスには抗糖尿病作用、免疫賦活作用がある。
また、多くの皮膚真菌に対して抑制作用がある。
枝からよく熟れた実を3粒いただいてきた
ルビーのように真っ赤な実
ひとつをかじってみる
渋みのあとにほんのり甘みもある
フルーツのように食べるわけではない
ほんの少し…
身体の奥が温かくなってくるような気がする
さっそく効能が働いているのかもしれない