11月19日 シンフォニア岩国の大会議場で、栗栖小枝子先生を講師に
お招きし 《本当の意味の自立ってなぁに?》 と題した講演会を
開催いたしました。
栗栖先生は 人間の発達には、①身体発達 ②知的発達 ③人間発達
があると言われていました。
①の身体発達と②の知的発達というのは、一般的に言われている
体の発達と知能の発達のことを言いますが、③の人間発達というのは
生後七ヶ月ころから人見知りが始まったり 一歳頃から自我の芽生えがあったり
一歳半頃には だだこねきがあったり、という発達面のことだそうです。
発達障害の子どもたちは、この人間発達がどうしても遅れてしまうのだそうです。
というか、人間発達の面が発達しないのが 発達障害だそうです。
もし、16歳の子が 身体発達も知的発達も全く遅れていないのに
人間発達が遅れ その部分が3歳程度だとすると、自分の母親に毒を飲ませて
実験するというようなことが平気で出来てしまうと言われていました。
3歳のころは第一反抗期です。たとえば、自動販売機のジュースを欲しがり
お母さんから、今はダメよ と言われると 自販機の前で 座り込み
「買ってくれなきゃ、死んでやる~」っと言った反抗が出来るように
なる時期でもあります。
知的面が3歳とは違って16歳になってしまうと、たかが反抗といっても
色々なことが考えられるので大変怖いと言われていました。
また、幼児の男の子なら 好きな子ができると その子にどうしてもちょっかいを
かけたくなります。嫌がられれば更に ちょっかいが酷くなります。
人間発達の面がこの幼児期でストップしてしまって、身体面と知的面が
20歳になっていたらいったいどうなるでしょう?
ストーカーをするのではないでしょうか?
しかし、こういった行動は人間発達に遅れがある子の誰もがする訳では
ありません。
人間発達に遅れのある子どもの早期発見 早期療育により改善できるといいます。
栗栖先生は、母親に毒を飲ませ実験を行った少女にも たくさんの
サインがあったはずだと言われていました。
そのサインを見逃していたんだとも言われていました。
最近、毎日のように 小さい子どもが犠牲になる事件が起こっています。
もうこれ以上の犠牲者を出さない為にも 加害者を増やさないためにも
やはり、社会全体で 人間発達に遅れのある子どもたちの早期発見・
早期療育に努めていく必要性があると確信致しました。
今年の5月に 日本自閉症協会の調査で 乳幼児健診に携わっている
保健士の約65%が自閉症などの発達障害の症状について 正しい
理解をしていないことが分かったそうです。
同協会は、研修のあり方に問題があるとして 厚生労働省に改善を
求めたそうです。
私は乳幼児健診で 人間発達面の遅れを早い時期に発見してもらうしか
ないような気がします。
犯罪が起きてから、防犯に努めるのではなくて 犯罪がおきる前に
犯罪者を増やさないように努めていくことに重点をおいて欲しいと思いました。
子どもたちを救ってください!
栗栖先生、ありがとうございました!