一番最初に ドミンゴを聞いたのは 1988年、大学1年生になったばかりの○さん~
その頃 ドミンゴは日本でもちょうど ホセ カレーラス、ルチアーノ パバロッティと
並んで「3大テノール」として 騒がれ始めた頃でした。
名古屋の厚生年金会館で初めて聞いた彼の生の声。
スペイン人のドミンゴの歌う「Granada」に めちゃくちゃ感動したなぁ~
1999年、ウィーンの留学中にウィーンのオペラ座の「スペードの女王」に出演している
ドミンゴを聴いた。
すごい存在感。聴衆を ぐぐぐぅ~!っと弾きつける彼の歌、そして演技。
スポットライトはもちろん当たっているんだけど、ソレとは別のモノが 彼を照らし出しているようだった~
そして、2010年~
あんなに楽しみにしていた彼の久々の舞台。
結婚して子供が生まれて 自分に自分の時間がなくなって、ようやく去年くらいから
子供から手が離れだした。
それまでも パパさんは 私が息詰まると
「1人で出かけておいでよ」
といってくれてたんだけど、自分が子離れできなかったんだよね。
でも おととしの暮れ、初めて1人で外出したのを期に、 ちゃんと子供達の面倒を見れるパパさんにも、 パパさんと一緒におりこうさんでお留守番してくれている子供達にも
信頼が置けるようになって、気兼ねなく たま~に 1人で自分の時間を楽しめるように
なってきた昨今♪
なのに なのに・・・・・
私の期待を裏切る悲しいニュースは ウィーン滞在中に飛び込んだ。
「ドミンゴは 大腸がんで 休養のため 全ての予定をキャンセルしたそうです」
・・・・・・・・がっくし~・・・・・・・
彼の代役を勤めるのは ポーランド出身のバリトン、Andrzej Dobber.。
ウィーンの教授に「知ってる?」って聞いてみたけど「知らない」、の一言。
でも ドミンゴの代役に立てるくらいなんだから それなりの歌手のはず!!
期待を胸に始まったオペラ「Simone Boccanegra」。
ジェノヴァのDoge(総督)の Simone Boccanegraの周りには敵が一杯。
いつも命を狙われている。
そんな彼の娘 Maria が 誘拐され 行方不明になった。
娘を探し出したい Simone。
そして今では Amelia Grimaldiと呼ばれているが 実は彼の娘 Mariaを発見!
しかし その時 娘はSimoneの敵方の若者と恋に落ちていた。
父とジェノヴァに帰るMaria。
しかし それを 敵方の若者 Gabrieleは Simoneが Ameliaを恋人として奪っていったと勘違いして怒り ジェノヴァに殴りこむ。
Simoneは 娘と話すうちに 家来のPaoloが 娘を誘拐したことを知り、Paoloを
牢獄に閉じ込める。
Simoneの命を狙って 近づく Gabriele。
しかし Simoneが Ameliaの父だということを知り、和解。
死刑を執行されるPaoloが 不吉な言葉をはく。「Boccanegraに毒をもってやった!」
花嫁姿で現れるMariaと Gabrilele。
しかし そこで Paoloによる独で倒れる Simone。
・・・・・・・というのが だいたいのお話のあらまし~
たいへん面白いオペラだった。
音楽 美しかった!
悲しみ、苦悩の表現の音として サックスが使われていたけど、オペラのオケでサックスを使っている曲を聴いたのは わたしゃ 初めてでした。
Maria役、Fiesco役 たいへんよかった。
そして Simone Boccanegraを演じた歌手は・・・・・
と~ってもよかった。演技もずいぶんうまかったと思う。
独によって倒れるシーンさえ たいへん美しく演じられていたと私は感じだ。
観客も とても喜んでいたし ブラヴォーの声もバンバン飛んでた。
ちなみに 指揮は いまや巨匠の1人、ダニエル バレンボイム。
すごい統一されて美しい音色を響かせるオーケストラにまとめあげていた~
さすが~ と感心せざるを得ない。
公演自体には大満足だった○さん・・・・・
でもね、やっぱり 思ってしまうの~
これがドミンゴだったら どんな風に表現しただろう って~
あ~あ、残念~
ドミンゴが元気になって(ならなきゃ!) 復帰した暁にゃあ~
あたしゃ あまり行きたくもない! と今までは思ってきたNY、 のメトロポリタンにだって
追っかけていくわよ~!!