角松敏生の新譜『MAGIC HOUR〜Lovers at Dusk〜』。近年最高傑作の名盤☆ | 書物と音盤 批評耽奇漫録

書物と音盤 批評耽奇漫録

本や音楽他のレビュー中心




角松敏生のニューアルバム『MAGIC HOURLovers at Dusk〜』を聴きました☆


のサイトに、

https://www.toshiki-kadomatsu.jp/special/magic_hour/



"キャリア43年にして休むことなく最新作を創作し続ける角松敏生。その彼が自ら最後のリスタートと位置付けるシリーズ第1作目が完成した。

Contemporary Urban Music Vol 1 MAGIC HOUR Lovers at Dusk~』彼が提唱するContemporary Urban Musicとは如何なるものか、それは聴く人々の想像力に委ねられているであろう。

70年代、80年代のフレーバーを纏った曲たちを彼の指揮の元、彼と同じ年代を生きてきた宮大工のような職人ミュージシャンたちが綿密に構築する。その技法はその時代の記憶を持った者でしか再現できない。

さらに新たな才能を持った素晴らしい若手ミュージシャンたちが参加することによって生まれる化学変化はまさにスタジオ作品ならではの醍醐味であり価値である。それらを最新の技術と手法によって練り上げた本作。

ライヴ至上主義の現代の音楽エンターテインメントにおいて時代とともに無価値化してゆくスタジオ作品に最後まで拘り続けたい、そんな彼なりの想いが込められたプロジェクト、Contemporary Urban Music C.U.Mシリーズが幕を開けた。


〜どんなに時が流れてもMAGIC HOURを彩る恋人たちの想いは変わらない〜"


というアルバム紹介が書かれてましたが、まさにそういう感じの傑作アルバムでした。


というか、近年、最高傑作じゃないかと個人的には思いますね。


たぶん80年代前半の角松さんが帰ってきたようなテイストに過度に溢れているんで、その辺りのアルバムが一番好きな自分にはそう思えるのかもしれませんね。


角松さん独特の楽曲テイストにファンク、ソウル、AOR、シティポップのテイストが絶妙のバランスと迫力で見事に融合している、実に完成度の高い曲ばかりで素晴らしい出来ですね。


以下はこの中で特に好きな曲の個人的な感想です☆



角松さんらしいファンクな解放感と確かな楽曲が融合したアルバムオープニングに相応しい良曲

Lovers at Dusk


実に都会的なイントロから迫力あるファンクな極上AORとなる良曲

Magic Hour


生々しいギターのイントロからして迫力があり、ファンクとAORの最高の融合曲だと思う名曲
Power of Nightfall


AORテイストが強い良曲

Crows


都会的極まるイントロから見事に感慨深いAORに展開する名曲
Wake up to the love


メロウなイントロから、ファンクでメロディアスなAORとなる良曲

Paradise in your eyes


まさに最高のリスタートを切っている、見事な名盤です