かつしかトリオ1st Album『M.R.I_ミライ』。半ばカシオペアsoundの見事な復活☆ | 書物と音盤 批評耽奇漫録

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フュージョンバンド「カシオペア」の初期メンバー、櫻井哲夫(ベース)、神保彰(ドラムス)、向谷実(キーボード)の3人で結成された "かつしかトリオ"1st AlbumM.R.I_ミライ』がリリースされ、さっそく聴きました☆


10曲のアルバムで、往年のカシオペア・サウンドをかなり彷彿とさせる作品に仕上がってますね。


まぁギターの野呂一生さんが欠けてるだけですからね。


でもかってのカシオペアの楽曲はやはり野呂さんのギターが1番目立ってましたので、その点はちょっと違うんですけどね。

https://youtu.be/m5_fvxP4xhI?si=bsUejgDjPgz-ODOj


https://youtu.be/r7jkrDBkMGI?si=BsSaghiL5ZtfSqzX


ただ、楽曲全体のテイストは元々キーボードの向谷実さんが決めていたようなところがあったので、その辺はあんまり変わってないですね。


かってのカシオペアのこの曲、「LOOKING UP」なんかは向谷さんメインみたいな曲でしたし。

https://youtu.be/0bCoS2olNCU?si=d4Koa-Zu4z3bPOjz


その意味では、かつしかトリオは、野呂さんのギターの部分を向谷さんのキーボードソロが補っているようなところがありますね。


そこに往年の神保&櫻井によるJIMSAKUのリズム隊がガッチリ絡み、見事な楽曲となっています。


緻密にして繊細、ノリが良く軽やかでポップだけど、ジャズ的なメロウさも十分あるこの独特のテイストは、世界広しと言えども、今やかつしかトリオしか出せないフュージョンテイストなので、やはり世界的にも貴重だと思いますね。