村瀬由衣、セカンドアルバム『幸せのスケッチ』(1993年) | 書物と音盤 批評耽奇漫録

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村瀬由衣「幸せのスケッチ」(1993年)、


セカンドアルバムですがこれも続けて久々聴きました☆


このセカンドもちゃんとAORアルバムになってるところが良い好盤です☆


以下は曲ごとの感想です。


作詞は「真夜中の天使達」「雨より孤独な夜」以外は今回も全て朝水彼方です。


優しさをふるいにかけて(安部恭弘作曲、有賀啓雄編曲)


AirPlay的な明るい都会的シティポップテイストのAOR


心地よい透明感とブライト感が魅力のミディアム曲の良曲。


水色のリフレイン(山田秀俊作曲、船山基紀編曲)


ボッサテイストアレンジの、シティポップ的な心地良いAORの良曲。


山田秀俊の終盤のピアノソロが秀逸。


最近のこと(鈴木雄大作曲、船山基紀編曲)

ブライトなシティポップ曲。


鈴木雄大の良曲。


これもこちらの理想である、今井美樹が100%シティポップ側にシフトしてくれたような、透明感と都会的な明るさに満ちた、個人的にはかなり理想的な楽曲です。


松下誠のギターソロが素晴らしいです。


幸せのスケッチ(赤塩正樹作曲、遠山淳編曲)


しっとりメロウで温かみのあるAORバラッドの良曲。


佐久間雄一の終盤のコーラスが美しい。


うっかり遠くへ(財津和夫作曲、有賀啓雄編曲)


メロディアスなイントロで始まる財津和夫の曲。


フラットな感じのメロウAOR曲。


追憶(景家淳作曲、有賀啓雄編曲)


しっとり系の落ち着いたAORバラッドの良曲。


この曲にも今井美樹テイストが少しあり。


有賀啓雄のコーラスワーク、間奏の松下誠のギターもいい味わい。


真夜中の天使達〜It must be magic(作詞・曲鈴木雄大、有賀啓雄編曲)


ミディアムテンポのAOR


雨より孤独な夜(赤塩正樹作曲、有賀啓雄作詞、編曲)


シックなテイストのAORバラット。


伸びやかなヴォーカルがいい味わい。


悲恋(MellowDears作曲、有賀啓雄編曲)


メロディアスなメロウAORの良曲。


哀愁すらあるメロウさが良いです。


この曲も有賀啓雄の後半のコーラスワークが秀逸。


時計(川村結花作曲、有賀啓雄編曲)


ラストを飾るに相応しい、川村結花作曲の哀愁に満ちたエモーショナルなAORバラッド。


金子飛鳥グループのストリングスが曲に厚みと深みを持たせています。




参加バックミュージシャンは、

青山純、有賀啓雄、村田陽一、高水健司、松下誠、山田秀俊、笛吹利明、松原正樹、松田真人、西本明、佐久間雄一、遠山淳、金子飛鳥グループ他などなど。