書物と音盤 批評耽奇漫録

書物と音盤 批評耽奇漫録

本や音楽他のレビュー中心

本日もシネコンへ行き、二本立てで映画を鑑賞しました⭐︎


まずは堤幸彦監督、深水黎一郎原作『ミステリー・アリーナ』を鑑賞。


ちゃんとした本格ミステリ映画になっていて良かったです。


堤幸彦らしいコミカルさと、唐沢寿明のシニカルな熱演が功を奏してましたな。


さらに原作にあった、ミステリの推理や真相の多重性や不確定性などの、謂わば本格ミステリの構造的自己言及をもちゃんと描いていて秀逸でした。


https://ameblo.jp/erroy3911/entry-12108819624.html?frm=theme


それを映画らしくエンタメアクション展開で面白く見せている秀作でした。





お次は30分後に上映開始の、『スター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー 』を鑑賞。


『スター・ウォーズ』に「子連れ狼」や「マッドマックス」「デューン 砂の惑星」「エイリアン」や「ジョン・ウィック」みたいな殺し屋映画が合体したようなごった煮感が良かったですね。


さらに、敵のモンスターや刺客が「JUNK WORLD」並みに魅力溢れるグロさや生々しさなのも秀逸でした。


132分、かなりテンポよく展開し、全く飽きさせない面白さの秀作でした。


↓は映画を観たシネコンではなく、昨日行ったシネコンのロビーに展示してあったものです⭐︎












その後、同じショッピングモール内のフードコートに行き、またまた毎度の「かつや」で、カツカレーの竹を食べました。


フードコートには様々な店があるのに、どうにも「かつや」が一番好きなんですよね。



やっぱここのカツカレーは竹が一番個人的にはベストかも。


"シネマde特典"で、映画館の紙のチケット(またはe席リザーブ完了通知メール画面)を見せると、いつものようにドリンクが無料サービスとなり、今日はペプシ・コーラをチョイス⭐︎


本日は、映画が二本とも快作で良かったです。

今日はシネコンで二本立てで映画を鑑賞しました⭐︎



まずは城定秀夫監督、佐藤二朗原作、脚本、主演『名無し』を鑑賞。


「爆弾」のスズキタゴサクをさらに凶暴にしたような山田太郎=佐藤二朗の怪演で見せ切っている映画でしたね。


まあ、山田太郎には共感しませんが、ただ無差別連続殺人事件の暗部の真意を意外なくらい掘り下げようとしているところはありましたね。


終盤の、急遽発覚する繋がり展開には、絶望的な反復も描かれており、その辺りは中々秀逸でした。




次の上映時間までのインターバルに、エリック・サウスへ行き、毎度のチキンビリヤニのレギュラーサイズでランチしました⭐︎



カレーはエリックチキンカレーをチョイスしましたが、相変わらずとても美味しかったです⭐︎


やはりエリックサウスのビリヤニは定期的に食べたいものですね。






その後、前から観たかった、斎藤耕一監督『渚の白い家』(1978年、松竹映画)の35mmフィルムリバイバル上映を鑑賞しました。


冒頭から浅丘ルリ子の謎めいた不思議な存在感が際立ち、全編にサスペンスフルな緊張感があって飽きさせない魅力がありました。


終盤にはさらにミステリアスな捻りがあり、そこに被害者に見えていた浅丘ルリ子の不気味な沼感が際立つ、どこかフレンチミステリのような佳作でした。





不気味、と言えば、先日、やっと観たマーシャ・シリンスキ監督の『落下音』も、なんとも見たことのないタイプの不思議で不気味な怪作でした。


冒頭から前半ぐらいまで、何が描かれているのかよくわからない映画なんですが、なんとなく何かが繋がっている事はわかってくるんですね。


しかもその表現が全部破片的な抽象映像というか、流れるように物語が繋がっていく描写じゃないので、わかりにくいところはあるんですけど、でもそういう映画って、だいたい退屈するか眠くなるもんですけど、全くそうならないんですよね。


寧ろ、逆に異様な緊張感があるので、ずっと集中して観れてしまうわけです。


それで中盤か後半あたりから様々なものが伏線回収的に繋がり始めてきて、その辺から全体像が明確に見えてくる、かなり不思議な、あまりこれまで見たことのないようなタイプの異色極まる映画でした。


ホラー映画と言えばホラー映画だし、サスペンスミステリと言えば、まあそんな感じだし、デヴィッド・リンチやタルコフスキー、またはラス・フォン・トリアーの映画のようだといえばそうだけど、やはりオリジナリティーが全体的に強く感じられる個性的極まる映画で、中々に独自性のある新しいタイプの異色の怪作だと思いました。

今日はシネコンに行き、映画を二本立てで鑑賞しました。




まずは吉野耕平監督の「君のクイズ」を鑑賞。


クイズ番組で、何故まだ問題が1文字も読まれていないのに解答者はゼロ文字正答出来たのか?を巡るミステリ展開がそれなりに面白かったです。


たかがクイズ、されどクイズ、

人生や生活はクイズの連続、なようで端的にクイズとも違う…


などなど、色々な視点に終盤派生していくところに、ちょっとした深みがある佳作でした。



途中の次の上映時間までのインターバルに、同じショッピングモール内のフードコートに行き、またまた毎度のかつやで、これまた毎度のマイ定番ロースカツ定食を食べました。


フードコートには様々な店があるし、かつやにも色んなメニューがあるのはわかってるんですけど、結局これが一番落ち着くんですよね。



"シネマde特典"で、映画館の紙のチケット(またはe席リザーブ完了通知メール画面)を見せると、いつものようにドリンクが無料サービスとなり、今日はメロンソーダをチョイス⭐︎




その後「スマッシング・マシーン」を鑑賞しました。


あのね、この映画、マーク・ケアー役のドウェイン・ジョンソンは見事な名演ですよ。


だけど、この映画の予告編はもうほとんど詐欺ですよね。


それが全ての諸悪の根源です。



こんな予告編、ほとんど詐欺ですよ。


こんな感じの映画では全然ありません。


こんな、いかにも「ロッキー」的なスポーツ感動作みたいな予告編で、音楽も劇中使われている「マイウェイ」を流すなんてベタなことやってるのに、そんな映画では全然ないわけですからね。


寧ろ、もう「ロッキー」の綺麗事抜きのアンチテーゼみたいな映画ですよ。


なのに宣伝だとかチラシだとか、予告編だとかは、やたらと普通のスポ根感動作みたいなことを謳ってるんですよね。


その上でドウェイン・ジョンソン主演とくればね、もう誰だって熱いスポコン感動映画を期待するのに、全くそんな映画じゃないわけだから、それはお客さんがっかりしますよ。 


だからこれがアメリカで大コケしたのは超納得ですよ。


何で最初から「ロッキー」のような映画のアンチテーゼ的な綺麗事抜きの映画だと言わないのでしょうかね。


作ってるのだってA24なんだから、ハナからそう言えばいいじゃないかよ。


まぁそれじゃあ客が入らないと思って、ああいう詐欺的な予告編作るんだろうけど、それじゃあさ、わざわざ綺麗事抜きで、こういうリアルスポーツ選手の実話ものを作った意味ないじゃないかと思うんだけどね。


「ロッキー」のような映画を撮れば、客が入る事はわかっているのに、敢えてその手の商業主義のアンチテーゼみたいなリアルなことをやってるわけですよ。


なのに予告編は露骨にスポ根感動映画のステロタイプみたいな商業主義丸出しのお涙予告編作ってて、恥ずかしくないのかね。


たぶんアメリカでもそのギャップに胡散臭さを感じて、観客が引いてしまい、大コケしてしまったじゃないかという気がするんだけどね。


例えば、この映画の中で、マイク・ケアーの恋人ドーン・ステープルズを演じているエミリー・ブラントはかなり熱演してるんですよね。


でもあの「ロッキー」みたいな典型的なお涙スポ根感動作っぽい予告編を見てから観ると、この映画のドーンはエイドリアンみたいな女性では全くないし、むしろマーク・ケアーの妨害ばっかりしているクソ女にしか見えない描写になってますから、ちょっとガッカリするんですよね。


でもこの映画がハナから「ロッキー」のアンチテーゼのような綺麗事抜きの映画なんだとわかってて観ていたら、現実の格闘家の恋人がアルコール依存症気味で、ほとんどビッチのようなタイプだったのってかなりリアリティーありますよ。


でそれをエミリー・ブラントはそんな役をちゃんと熱演してるわけですよ。


だから本当はガッカリしたり、期待はずれに感じたりする筋合いのないことなんです。


結局、この詐欺的な商業主義丸出しの予告編がお客さんをガッカリさせたり、作品を正当に見られないようにしてしまって、それがアメリカで期待外れ感に繋がって大コケし、逆に商業主義的な失敗に繋がってしまったんじゃないかと思うんですよね。


映画の出来自体は、まぁそこまで傑作ではなく、まぁまぁな出来といったところですけど、ガッカリする筋合いの映画ではないと思います。


ドウェイン・ジョンソンもエミリーブラントもちゃんと熱演していますからね。


やはりこの映画の予告編が諸悪の根源だと思いますね。