書物と音盤 批評耽奇漫録

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今日はシネコンに行き、田口トモロヲ監督の『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』を鑑賞しました。


かなりの傑作でした。


1978年頃という変革の時代の前夜祭的な自由な雰囲気がよく出ていました。


サチ役の吉岡里帆にかなりリアリティがあり、そういえばあの当時、ライブの観客の中にも、バンド関係者の中にも、ああいう感じの女性がいたよなぁというのを思い出しました。(モデルはゼルダの小嶋さちほさん)


なんといってもライブシーンがとても良かったですね。


モモ(若葉竜也)が、売れるか売れないか(今ならバズるかバズらないか)が大事なことではないと何度も主張するところがあの時代のパンク映画らしさを象徴しているなと思いました。


あの頃はバンドをやってる人にも、リスナーの中にも、そういうことにこだわっている人がかなりいましたからね。


自分はどっちかと言うと、当時はパンクよりはニューウェイブ系が断然好きな方だったけど、それでも、売れるか売れないかが大事なことではないということにこだわっている人が割といたことに、当時自分も同じことを思っていたので、ちょっと心強さを感じていたところもあります。


それを観ていて思い出しました。


また、サブタイトルが"自分の音を鳴らせ。"というのも、当時、リスナーとして自分がこだわっていたことで、パンクの人たちもそれまでにない自分の音を鳴らそうとしていたと思うんですけど、自分はその頃、誰も聞いたことがないような音を出す人を探していて、それが当時ニューウェイブ化し出した頃の清水靖晃さんだったんですね。


自分が当時の清水さんを、他のミュージシャンとは別格レベルで評価していたのは、圧倒的に世界中の誰とも違う「自分の音を鳴らしていた」からなんです。


だから、今の時代になって、それが海外で高く評価されるようになった事はとても喜ばしいことです。


そういえば当時、パンクというものをある程度聴いた後で、たまたま1960年代のドイツのバンドCANのレコードを聴いた時、ひょっとしたら、パンクの祖先は、60年代のCANなのかも、と思ったりしたことも観ながら思い出しました。


この映画は、インディーズという言葉すらまだない、本当の黎明期の熱さと自由さ、それに纏わる苦悩を、等身大の生々しさと楽しさで描いた渾身の秀作です。




映画を観る前には、同じショッピングモール内のフードコートにある、いつもの「かつや」へ行き、今日はカツカレーの松を食べてランチしました☆



一応カツカレーの中の最上位のやつなので、中に入っているとんかつの質がいいのかなと思っていたら、どっちかというと量が多かったです。


ちょうどカツカレーの竹の、倍くらいとんかつが入っていました。


まぁそういう意味ではかなり食べ応えのあるカツカレーでしたね☆


"シネマde特典"で、映画館の紙のチケット(またはe席リザーブ完了通知メール画面)を見せると、いつものようにドリンクが無料サービスとなり、今回はペプシコーラをチョイスしました⭐︎



天気は曇天でイマイチでしたけど、桜が咲き始めていたので、お昼にお花見しながら、いつものようにお寿司を食べてランチしました☆




まだこれからかな、満開になるのは。



4月になったらもっと咲いてるかも☆



山下達郎・伊藤銀次・大滝詠一「NIAGARA TRIANGLE Vol.1 50th Anniversary Edition」が到着しました⭐︎



CD+DVD2枚組です。(2026年最新マスタリング音源使用)


ポストカードのおまけ付き⭐︎


それと先日から、先に買って読んでいる「レコード・コレクターズ4月号」のナイアガラ・トライアングルVol.1特集号を一緒に⭐︎


まずDVD特典映像の、オリジナル盤発売当時に制作されたプロモーション用映像『Fussa 45 Studio Live 1976』をさっそく観ました☆


これは大滝詠一さん、伊藤銀次さん、とレコーディングに参加したミュージシャンによるスタジオライブ映像です。


若き日の坂本龍一氏も参加している、幻の映像作品と言われているもので、とても良かったですね。



なんといっても、大滝さんも銀次さんもノリノリで演奏している楽曲自体(全5曲)も良いけど、皆さん楽しそうに演奏してる雰囲気が最高にいいですね。


途中、細野晴臣さんが奇妙なダンスを踊って別撮りで出てくるところも面白かったです。


全体的に大滝さんらしい洒落が効いてる昔の自主映画っぽい感じが面白かったし、良かったですね☆