書物と音盤 批評耽奇漫録 -2ページ目

書物と音盤 批評耽奇漫録

本や音楽他のレビュー中心



Huluでは、「ミステリーシネマ」として1話完結の本格ミステリドラマ第1弾として、有栖川有栖、法月綸太郎、麻耶雄嵩の短篇小説3作を実写映像化。



毎週1作品ずつ、3週連続での独占配信を開始しました。


で本日の深夜、さっそく有栖川有栖原作の『スイス時計の謎』の映像版を鑑賞しました☆



「作家アリスシリーズ」の国名シリーズ第7作目で、探偵役の火村英生と作家の有栖川有栖が出てくる作品です。


火村役を満島真之助、有栖川役を柄本時生が演じています。


犯人探しをメインとしたミステリドラマとしてはよく出来ていましたね。


有栖川役の柄本時生は予想通りハマり役でしたけど、満島真之助は、基本的に頭は良くないけどいい奴とか熱い奴な役が得意な人なんで、それと真逆のクールでシニカルな火村役なんて大丈夫かなと思いましたけど、見てるうちに段々ちゃんと火村英生に見えてきまして、こちらも好演してました。


ただ、基本的に原作に忠実に描いてますけど、ちょっと違うところもありましたね。


最初に登場する被害者の秘書の女性は、被害者と男女の関係にあるんですが、そこは省略されてました。


それとお金に被害者が困っている事は描いてますけど、自分の会社が入っている持ちビルに他にテナントが入らなくてガランとしているということが、小説が書かれた時代と今の時代でちょっと社会状況が違うからか、あまり描かれていませんでした。


小説の方はこの被害者がどういう奴なのかを探索していくような描き方で、小説の中で一番人物描写がなされている気がしたんですけど、この映像版の方では一番被害者の顔が映らないし、どういう奴なのかがあんまり掘り下げられていないなと思いました。


ただミステリの謎解きの方は原作通りというか、犯人探しは原作通りだったし、寧ろラスト、犯人が発覚してからの描写は原作より丁寧だったような印象を受けました。


それと原作よりもさすがに1時間のドラマにしなきゃいけないので、もうちょっとエモーショナルなまとめ方のドラマになっているなと思いました。


と、原作とちょっと違うところはありますが、それでもちゃんとした出来の佳作だったと思います。


また、シリーズ化してほしいですね。


今後の法月綸太郎、麻耶雄嵩作品の映像版の方も楽しみです☆



地上波TVは政治関連のバラエティ番組やニュース番組が、どうしようもないド左翼偏向番組、どころか、ほとんど中国主導のような放送局ばっかりになってしまって壊滅的にダメでもう観てられません。(せいぜいまともなのは『正義のミカタ』くらい)


ただまぁ、今季のドラマは刑事ドラマやサスペンスミステリドラマが割と多いので、そっちは結構観てますね⭐︎


今観てるのは、以下のドラマです。


今季はわりと多目です。


⚫️『多すぎる恋と殺人』  

地上波のコンプライアンスが厳しい時代に、あえてそのタブーに挑戦していて、エロシーンはないけど、セリフが下ネタばっかりっていうギリギリのところを狙ってますね。

かなり珍しい設定ですし、森カンナがヤリマン刑事なんて珍味な役をよく頑張ってますね。

https://www.ntv.co.jp/deep-koisatsu/


⚫️ 『鬼女の棲む家』

石田ひかりが、ネットを炎上させる悪役じみた役で主演しているドラマ。


だからか、石田ひかりの鬼女=主婦をあまり肯定的に正義のヒロインとは描いておらず、それでいて、法で裁けぬ悪を炎上させて裁くみたいな展開になってます。


そんなことをしていれば、自分もターゲットにされるわけで、その辺のせめぎ合いが今後どうなるかですね。

https://www.ctv.co.jp/kijyo/


⚫️『ボーダレス~広域移動捜査隊』

いかにも君塚良一脚本の、警察物ですね。


主役の広域移動捜査隊の活躍だけでなく、その周辺に所轄や警視庁他の警察官が群がって出てくるところに、特に君塚脚本らしさを感じます。

https://www.tv-asahi.co.jp/borderless/


⚫️『月夜行路 ―答えは名作の中に―』

秋吉理香子原作の文学ミステリのドラマ化。


トランスジェンダーの波瑠と、麻生久美子のバディもののミステリドラマという感じですけど、まあまあ面白いといったところですかね。

https://www.ntv.co.jp/getsuyakouro/


⚫️『LOVED ONE』

映画では演技派女優という感じの瀧内公美が準主役なところが魅力の科学ミステリドラマで、ミステリドラマとしては今季一番よく出来てるような気がします。 


しかし、この瀧内さんの役が官僚で、今や官僚の評判が悪いので、こういうドラマで官僚のイメージを良くしようとしてる胡散臭い感じがするところだけ残念ですかね。

https://www.fujitv.co.jp/lovedone/


⚫️ 『君が死刑になる前に』

タイムスリップ物とミステリサスペンスドラマの融合という感じで、唐田えりかがずっと疑惑の容疑者的存在として描かれていくサスペンスがメインのドラマですが、そこそこ面白いといったところですかね。


https://www.ytv.co.jp/kimishike/


⚫️ 『ディープリベンジ -顔を捨てた家政婦-』

深夜枠定番の復讐ものですけど、ヒロイン役が多い石川恋が悪役に無茶苦茶似合ってるところが出色ですかね。

https://www.ytv.co.jp/deep_revenge/


⚫️『エラー』

予測不能なヒューマンサスペンスという感じですけど、前季の「夫に間違いありません」のちぐはぐさを想起させるところもあり、今後どうなるかはちょっとわかりませんね。


うまくいけば秀作になるかも。

https://www.asahi.co.jp/drama_error/


⚫️『GIFT』

TBS日曜9時の枠なんで、やっぱりそれなりに面白いですね。


車いすラグビーチームのスポ根物と「ドラゴン桜」のような天才的指導者の物語という、ここの放送枠らしい内容で、今後面白くなりそうな気はしますね。

https://www.tbs.co.jp/GIFT_tbs/



さらに、今後放送開始となる、

⚫️『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』

⚫️『ネタジョ』

⚫️『刑事、ふりだしに戻る』

⚫️『田鎖ブラザーズ』

辺りも一応今後観てみようと思います⭐︎


正直言って、ドラマの出来自体は、ダントツに面白いものはまだないんですけど、露骨につまらないというものも少ないので、ひょっとしたら、豊作のシーズンとなる可能性はありますね⭐︎




今日はミニシアター系の劇場に行き映画を観ましたが、その前のランチ時に、久々に昭和50年創業の老舗インドカレー専門店「タンドゥール」へ行き、「インドカレーとご飯」の中辛を食べました☆


ご飯は黄色いターメリックライスをチョイス☆


すでにほぼ満席状態でしたが、カウンタースタンドに腰掛けて、注文してから1分くらいの速攻の速さでカレーが到着☆


久々に食べましたけど、食べてるとやっぱり"これぞ本物のカレー"とつい思ってしまう見事な超美味しさですね☆


前はこのお店の周りには割といっぱいお店があったんですけど、ここのところ名駅の地下街はお店がかなり激減してしまって、周辺にはお隣のラーメン屋さんぐらいしかなくなってしまいましたけど、いつまでも続いて欲しい名店ですね☆



また近いうちにリピしたいと思います☆






映画は、『1975年のケルン・コンサート 』を鑑賞しました☆



入場時プレゼントに、ドイツのキャラメルキャンディ、ヴェルタース・オリジナルを貰いました。


意外とあんまりJAZZ映画っぽくはなかったですけど、キース・ジャレットの音楽性はちゃんと語られていますし、既存のJAZZを超えた新境地のあのケルン・コンサートの名演奏が、


如何にして生まれたかが、後半のコンサート中止危機のサスペンス描写の緊迫の中で描かれている面白さが秀逸でした。


活気溢れる青春映画の佳作です☆