密室リンク 03-1 | errorsのブログ

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近頃のお風呂には、浴室暖房機能というものが当たり前のようについている。
でも残念ながら我が家にそんなハイテク装備は実装されてない。
理由は単純で・・・建物が古いからだ。


祖父の代から建ち続けているこの一軒屋は、ここ何十年とリフォームすらしていない。
完璧に時代に取り残されている・・・「見方を変えれば、希少価値がある」とは母の言葉だ。
冗談じゃない・・・年頃の女子高生を干からびさせるつもりかと猛講義した末
なんとか高速通信ラインだけは勝ち取った。



 ぴちょん。



シャワーを終えた私の背中に、天井から雫が落ちてきた。
でもそんなことが気にならないくらい、私の体は既に火照っていた。
決してシャワーの熱ではなく、別のモノによって。



 ・・・ずぶ、ぶ。


 「・・・ふ・・・ぅッ」


ちら見した鏡の中には、ずぶ濡れの少女が小さな椅子に座っていた。
そのお腹には、シャワーの先っちょがめりめりと音を立てて突き刺さっている。
―――深く、深く。



 「も・・・っと、奥・・・までッ・・・」


 ぐぶぅ・・・。


 「ぅぇっ」



その少女は、両手で握り締めたエモノをより深く突き刺した。
熱を帯びた顔がチロリと舌をだして呻いた。
決して堅くない白いお腹・・・腹筋なんて皆無なその腹のど真ん中
そう、丁度お臍に突き刺さり続けるシャワーヘッド。
濡れた体が、ビクビクと震える。
そして緩やかに反り返ったシャワーヘッドを、私はいろいろな方向に回し込んだ。



 ・・・ぐり、ぐぅり・・ん。

 ぐきゅるッ・・・ぐしゅ・・・。


 「ふッ・・・ぅッ・・・まだ、ま・・だぁッ」



うん。一番好きなのは、やっぱり上向きだ。
いったんソレを引き抜くと、私は湯船の水をめいっぱい口に含んだ。
そのままボディソープに手を伸ばし、お腹の部分を泡立てる。
こうすると堅いシャワーヘッドとお腹の摩擦が減って
後で赤くなりにくいのだ。
まあ・・・後のなんとやらだけど・・・。



 「ふー、ふー」


 (まだまだ・・・そんなもんじゃ、効かないんだからッ)



心の中で居もしない誰かと張り合うと、私は改めてシャワーを握り直す。
武士が切腹するように構えると、おへそ、下腹、おへその上と
あらゆる所に、上向きに突き入れる。
何度も、何度も、狂ったように――。



 どぶっ、ずちゅっ、どりゅっ、ぞぶっ・・・


 「ンッ! ぶッッ! んむッ! ふんぅッッ!!」


突き刺さる度に、私は口から少しずつ水を噴き出した。
お腹に力は入れていない。そのためシャワーヘッドは半分以上埋まり・・・
石鹸水でぬるぬるとした感触が、より一層私の体を熱くした。

最期の一撃は・・・いつも決まっている。
私は仮想敵の拳をおへそから突き上げるように入れ、
そのまま捻って鳩尾まで到達させた。



 ―――――どぶりぃッ! ぐりぐりぐり。


 「んんっぷッ! ・・・ぅ・・・ぶ・・・ぉぶぇッ」


 ばしゃぁ!



それまで堪えていた口の中のお湯を、まとめで吐き出してみせる。
ゲロに見立てた透明な液体が小さな滝となり
内股に閉じていた股間に一瞬にして水溜りを作り上げた。



 「はぁーっ、はぁーっ・・・・・・。」



一通りの『儀式』を終えた私は、ふとまた鏡の中の自分と目が会う。
そこにいた古賀 紗央莉(こが さおり)は
だらしなく舌を垂らし、愉悦に満ちていて・・・





――――まるで、他人の様だった。






ちゃぷん。



 「・・・・・・・・・はぁ。」



湯船の中で、お腹をさする。
表面の痛みはほんのり在るが、お腹の中の痛みはそれほど重くない。
よく「ボディブローは地獄の苦しみ」とか聞いたりするけど
実のところ・・・実感は沸かなかった。
自分では結構強めにしているつもりなんだけど、
無意識の内に手加減してしまってるのか・・・。


私は顔を半分水面に沈めて、ごぽごぽと息を吐く。
なんだろう、このモヤモヤしたキモチは。
・・・好きじゃない。


私は欲求不満のまま、未だ温まりきらない内に
早々とお風呂を切り上げた。