前回の記事で、あなたが夢見ている「PPC広告による自動集客」が、実は広告費の赤字を埋めるために強引なセールスを強要し、あなたの心に他人の不幸を全自動で流し込む『地獄のパイプライン』であることを証明しました。
ここまで残酷な算数を突きつけられても、あなたはまだ、心の奥底でこう叫んでいるかもしれません。
「それでも、私には過去の辛い経験がある。だからこそ、同じように苦しんでいる人を救いたいんだ」
「負の世代間連鎖を止めるという、立派な使命(社会貢献)があるんだ」
矢場田氏の講座でも、こうした美しい言葉が飛び交っていることでしょう。
しかし、システム管理者(創造主)の視点から、あなたに最も冷徹な事実を突きつけます。
あなたが握りしめている「人を救いたい」という感情。
それこそが、あなたを一生「他人の感情のゴミ箱」に縛り付ける『最悪の麻薬』であり、傲慢なエゴの正体です。
今回は、教祖たちがあなたを極限の感情労働へ駆り立てるために使う「やりがい」と「社会貢献」という洗脳のシステムを、根底から破壊します。
1. 「メサイア・コンプレックス(救世主妄想)」という教祖の最強の武器
「人の役に立ちたい」「社会貢献したい」
一見すると、これらは非常に美しく、尊い感情に思えます。特に、HSP気質の方や、過去に心身の傷を負った優しい人ほど、この感情を強く持っています。
しかし、構造(メタ認知)から見てください。
心理学の世界には「メサイア・コンプレックス」という言葉があります。
自分自身が満たされていない、あるいは過去に救われなかった心の傷を、「他者を救うこと(救世主になること)」で埋め合わせようとする心理状態です。
教祖たちは、あなたのこの「急所」を完璧に把握しています。
だからこそ、「あなたの経験が誰かの希望になる」「安心安定のカウンセラーになって社会を変えよう」と、甘い言葉であなたの承認欲求を強烈に刺激するのです。
彼らは、あなたが「ビジネス(算数)」としてではなく、「使命(宗教)」として動くように洗脳しています。
なぜなら、「使命感で動く人間(信者)」は、どれだけ割に合わない過酷な感情労働を強いられても、文句を言わずにタダ働きしてくれる最強の奴隷になるからです。
2. 他人の人生を背負うことは、算数的に不可能である
「クライアントの悩みに寄り添い、一緒に解決していく」
これがカウンセラーの基本だと教えられているはずです。
しかし、冷徹な算数で考えてみてください。
他人の人生、他人のトラウマ、他人のドロドロとした人間関係。
これらをあなたが「肩代わり」して解決することなど、物理的にも算数的にも絶対に不可能です。人は、自分自身の意思でしか変わることはできません。
あなたが「私が何とかしてあげなきゃ」と手を出せば出すほど、クライアントはあなたに依存し、「先生がいないと生きていけない」という重い呪いをかけてきます。
「人を救いたい」というのは、他人の人生をコントロールできると錯覚した、極めて傲慢なエゴです。
そのエゴの代償として、あなたは深夜までクライアントからの長文LINEに悩み、休日は彼らのことで頭を抱え、自分自身の家族との時間や心の平穏をすべて生贄に捧げることになります。
3. あなたの「優しさ」を現金化して笑っているのは誰か?
あなたが使命感に燃え、他人の負の感情を真正面から浴び、広告費の支払いに怯えながらも「これは社会貢献なんだ」と自分に言い聞かせて泥水をすすっている時。
その搾取のエコシステムの頂点で、笑っているのは誰でしょうか?
「広告を出せ」とプラットフォームの利益に貢献させ、「私のテンプレ通りにやればうまくいく」と高額な受講料を吸い上げている『システムを支配している教祖』です。
あなたは「人を救うカウンセラー」になったつもりで、その実、教祖が構築したゲーム盤の上で、一番キツくて誰もやりたがらない「重症患者のクレーム処理と感情のゴミ箱役」を、自腹を切ってやらされているだけなのです。
次なる扉:「カウンセラー(演者)」という身分からの脱却
「人を救うことがエゴだとしたら、私は一体何のためにカウンセラーになったんですか?」
「これからどうやって生きていけばいいんですか?」
その絶望こそが、洗脳から目覚めるための第一歩です。
私が自ら作った「専門特化のテンプレ」をゴミ箱に捨てた理由が、これで完全に理解できたはずです。
あなたが本当に手に入れたかったのは、「依存されること」でも「他人のトラウマを背負うこと」でもないはずです。
「自分自身の心をすり減らすことなく、他人の感情に振り回されず、静かに富が入り続ける『完全なる自由』」だったのではないでしょうか。
次回の第4回では、あなたが執着している「カウンセラー」というプレイヤー(演者)の仮面を完全に剥ぎ取り、感情を一切使わずにインフラを支配する「システム管理者」へのパラダイムシフトを起こします。
「他人の悩みに寄り添う」必要はありません。
「広告費の回収に怯えながら回数券を売る」必要もありません。
もし、あなたがこの事実を知ってもなお、「いや、私には人を救う使命があるんだ」「教祖の教えを信じ抜くんだ」と、美しい奴隷のままでいたいなら、今すぐこのページを閉じてください。
「やりがい」や「社会貢献」という猛毒を吐き捨て、冷徹な算数でインフラを統治する側へ回る覚悟が決まった者だけ、次のページへお進みください。
⇒ 【次へ】第4回:カウンセラーを辞めろ。匿名でインフラを支配する「システム管理者の戦略」