3月24日 今日は北葛城線を探険する。今日はきれいに晴れ渡って、青い空が広がっている。絶好の探険日和である。北葛城線一一から探険を始める。国道310号線を奈良県のほうに進めると、和泉線が出てくる。それを越えると、北葛城線が見えてくる。山の上に目立つ鉄塔があり、それは北葛城線一二号である。一一号はその反対側にたっている。道端に火の用心があり、そこから一一号に入っていく。巡視路に入ると、いきなり急な上り坂である。短い間隔で、つづら折りが続く。えんえん登りながら、つづら折れる。汗がどんどん出てくる。息も上がってくる。一本目の鉄塔だというのに、めちゃえらい。がんばって登ると、一一号が建っている。一一号が見えたところで、へたり込んでしまった。少し休憩して、一一号の写真を撮る。ここは苦労の後には、パラダイスであった。山の上には、一〇号。隣の山には、一二号から伸びていく北葛城線。向こうの山には、御坊幹線が見えている。見渡しのよい一一号で弁当を食べる。まだまだ、探険はこれからなので、すぐに山を降りる。くだりのつづら折れは、まるでスキーのアルペンでもしているように降りていく。



鉄塔探険隊-1 鉄塔探険隊-2

国道310号線沿いにある                ここから登る


鉄塔探険隊-4 鉄塔探険隊-3
つらい急坂                         一一号下の火の用心


 山を降りると、今度は反対側の一二号である。一二号からは順番にいけるようである。一二号の入り口を探して、車を走らせる。以前通りかかったときに、一二号の火の用心があったところは、工事中なので、別の入り口を探して、山の反対側に回る。地図では道があるようだ。それらしき橋があるので、そこから入っていく。しかししばらく歩くと、道が終わっている。戻って、もうひとつ地図に道があるので、そっちも探すが、やはりない。また強行突破しかけたが、少し考えて、戻ることにした。工事中の所から登っていくと、墓が出てきて、その墓地を通り過ぎると、杉林になり、どんどん登ると、一二号が見えてくる。一二号は斜面に建っている。一一号と御坊幹線がよくみえた。



鉄塔探険隊-1 鉄塔探険隊-2

一一号から一二号を見る 絶景            ふもとから


鉄塔探険隊-3 御坊幹線一九五



 一三号にむかう。一三号へはとても快適な道だった。少し急な登りだが、暖かい日差しが入り、うぐいすの泣き声もよく聞こえる。山の景色を眺めながら、登っていくと、一三号が目の前に出てくる。山の上には一四号も見える。ええ写真が撮れてうれしい。一三号へは、一旦急な坂をくだり、また上ると火の用心が出てきて、道をそれていくと出てくる。一三号も斜面立ちである。木に囲まれて一二号はまったく見えない。見えるのは御坊幹線だけである。



鉄塔探険隊-1 鉄塔探険隊-2

林の中を登っていく                   日当たりの良い道


鉄塔探険隊-3 鉄塔探険隊-5
一三号は左の火の用心を右へ            御坊幹線一九六


 一四号に向かう。軽快な山道を登っていくと、火の用心が出てくる。そこから急に道が荒れてくる。とってつけたように作られた細い道を進んでいく、急にがけが出てきたり、砂地の崩れそうな道が出てきたりしながら進んでいくと、火の用心が出てくる。左へ行くと阪奈線三号にいけるようである。しかしここは右にとり、14号に向かう。林を抜けると、今度は笹のトンネルである。そこを抜けると一四号が頭を出している。一四号は平たいところに建っているが、ここも木に囲まれて、展望はない。おなじみ3セットを写真に撮り一五号へ向かう。



鉄塔探険隊-1 鉄塔探険隊-2

この火の用心を境に                  荒れてくる道


鉄塔探険隊-3 鉄塔探険隊-4

左、阪奈線三、右、北葛城線一四          笹のトンネル



 一四号下から一五号へ火の用心の方向に進んで行く。するとまた火の用心が出てくる。よく見ると、火の用心には左とうっすらと書いてある。これを見逃すと山を降りてしまう。左を見上げると、荒れたのぼりが続いている。純粋な鉄塔巡視路のようで、結構荒れている。上りも急でひいこらいいながら登っていく。登っていくと進路を右にとり、さらに登ると、今度は進路を左にとる。このあたりには火の用心はなく、あれた森の中を進んでいく。さらに進むと電線が見えてくる。御坊幹線がまじかに迫っているようだ。アップダウンが激しい山道を進むと、肩衛山山頂と書いた札がかかっている。この辺は標高580メートルのようだ。さすがにしんどいわけである。そこを越えると、また下り坂になり、下るとまた登る。登ったところに火の用心があり、一五号はまた下るようである。少し下るとまた斜面に一五号はあった。ここも展望は無し。残念である。


鉄塔探険隊-1 鉄塔探険隊-2

一四号下                         一五へはここを登る


鉄塔探険隊-3 鉄塔探険隊-4
肩衛山580M                        分岐点


 一五号から戻り、先ほどの火の用心まで戻る。時間は15時40分。地図によると一六号は近そうだ。一六号に向かう。一六号へはしばらく下ると、コンクリートの林道に出た。林道から少し歩くと、火の用心が出て一六号に着く。一六号はまたもや展望ゼロ。さくっと写真をとって、一七号に向かう。一六号下の火の用心の指す方向に進むと、道がなくなっている。おかしいなと思い引き返す。すると真下に降りていく道を見つけるが、もう16時を回っている。これから一七号に向かうと、17時を回りそうなので、今日はこれで切り上げる。



鉄塔探険隊-2 鉄塔探険隊-1
おりていくと林道に出ました               そこの火の用心

 あとは急いで戻るだけ。来た道を急いで戻る。一五号を越え、先ほどの肩衛山を越えて、どんどん戻る。するとなぜが道がなくなっている。おかしいなと思い、せっかく降りてきた道をもどる。戻っても間違いないと思いまた降りる。するとまた行き止まり。これはどっかで間違えているようである。どんどん不安になる。あっちこっちさがしているうちに、完全に迷子になってしまった。どうしようと頭を不安がよぎる。少しパニックになりながらさまよっていると、先ほどの道に戻ってきた。あせらないように、慎重に戻る。こうなったら、一六号のところの林道まで戻り、山の反対側に下りようと思っていると、行きしなに通った道を見つけた。アップダウンで疲れていたせいか、曲がり角の記憶が消えていた。ルートを見つけられてよかった。本間は左に折れて、降りていかないといけないところを、直進してしまったのが原因である。


 山道で暴れてしまったので、足が限界にきてしまった。ゆっくり一四号に戻り、しばらく休憩する。一四号をあとにして、火の用心まで来たが、ほんまならついでに阪奈線に寄ろうと思っていたのだが、そんな気力も残ってないので、ルートを戻る。かえりのアップダウンで何回も立ち止まりながら、山を下りてきた。


 今日はこれで終了する。山の中で道を間違えると、どえらいことになるのを実感した。とても疲れた。