大阪なんば心斎橋にあります、エルンテ整体院の院長の近藤です。
心と体のつながりについて、クライアントさんを通して色々と考える機会がありました。
心の動きや状態が体への色々な症状として現れることを身体化徴候と言います。
「腰痛診療ガイドライン2012」によりますと、
「腰痛に精神的要因、特にうつ状態が関与している」
と記載されています。
つまり、うつ状態が腰痛を引き起こしたり、長引かせている要因であるということです。
当院にお越しになる腰痛の方全てが、精神的要因が原因だったり、うつ状態が関与しているようには思えません。
しかし、元を辿れば人間関係による精神的なストレスへと原因が繋がることが意外と多いのかもしれないと考えています。
ところで多くの方が
「心に問題を抱えているとマズイ」
「精神的に弱いことは悪いことだ」
「心の問題と体の問題は別だ」
と考えていらっしゃるように私は思っています。
心に問題を抱えていると何がマズイのでしょうか？
もし問題があったとしても、他人や社会の迷惑にならなければ問題はないはずです。
個人的に生きづらさを感じている場合は別として、問題視しているのは、他人や社会からの視線や評価に対する恐れがあるからではないでしょうか。
また最近の心理学の研究では、従来「精神力の弱さ」「成長が未熟な甘さ」と考えられてきたことが、ホルモンや遺伝子の影響であることが判明してきています。
そして緊張した時って、体の動きが普段よりギクシャクしますよね。
あれは心の状態が体に大きく影響している一般例だと思うのです。
どこの治療院へ行っても良くならない、医療機関で精密検査を受けても何の原因も見つからない・・・
そういう時こそ、視点を変える必要があると私は考えています。
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