一昨年の暮れあたりに人体について新たに学ぶセミナーを受講しました。
そこで実技を練習している時のこと。
壁に貼ってある人体解剖図が目に入り、なんとなく眺めている時ふと思いました。
「人体の仕組みはとても美しい・・・」
もしも神様という存在がいて私達人間を創ったのならば、
人間の身体の仕組みはとんでもなく複雑で繊細で
非常に美しい芸術作品ではないだろうか・・・
漠然とそんな気がしてきたのです。
この仕事を始めた当初は人体の仕組みをこんな風に感じたことなどありませんでした。
しかし現在、新しい身体の知識を得てその働きについて深く知る度に
「よく出来ている(仕組みだ)なぁ・・・」
と感動してしまうのです。
人間は不完全な生き物だと言われることもあります。
しかし操体法の始祖である橋本敬三氏は
「からだの設計にミスはない」
とその著書名に記されました。
人間とは元々完成されているのではないでしょうか・・・