（山田）
六郷遮集幹線工事について伺います。
本工事は川崎市上下水道事業中期計画に基づいた、合流式下水道の管路施設整備で、計画期間の予定事業費は約76億円、令和6年度予算においては約3.3億円が計上されています。
本工事の「その4工事」ですが、川崎区港町から旭町1丁目までの地域において令和4年3月7日から令和6年1月25日予定で進んでいました。
本工事の地域住人への大きな影響としては、「港町公園」と「旭町一丁目公園」を施工ヤードとして使用するため2年にわたり子ども達の遊び場が確保できなかったことが挙げられます。ディスプレイ御覧ください。
港町駅を中心に、港町公園、旭町一丁目公園の位置関係はこのようになります。
地域住民にとって必要な2つの公園が、現在使用不可能になっています。
それでも住民の皆さんは本工事の重要性をご理解くださり工事を進めてきたところですが、この度、工期の延長が決定したとの事です。
延長の理由と予想される工期について伺います。
（上下水道事業管理者）
六郷遮集幹線工事の工期についての御質問でございますが、六郷遮集幹線工事につきましては、多摩川や東京湾等の水質保全を目的とした「合流式下水道緊急改善計画」に基づき、平成２８年度から六郷ポンプ場と大師河原ポンプ場を結ぶ、延長約４,４００メートルの管きょを整備するものでございます。
令和３年度からは、六郷ポンプ場から川崎大師駅前までの延長約２,１００メートルを３工区に分割し、２箇所の公園用地をシールド工事に伴う施工ヤードとして利用し、令和５年度末の完成に向け工事を進めてまいりました。
しかしながら、複数の想定外の地中支障物により、調査や撤去作業等に時間を要したことから、工期が令和６年度末まで延長する見込みとなったところでございます。
（山田）
先にも言いましたが、本工事の重要性は皆さん理解している所です。
ですが、工事がやっと終わる、と安堵していた中、まさに寝耳に水の工期延長の決定でありましたので地域住民から困惑の声が聞こえてきています。
日々の不便も理解くださり工事が終わることを待っていた住民に対して丁寧な説明が足りていなかったことは指摘せざるを得ませんが、早急に地域住民の方々や保育所等に説明が必要ですが見解を伺います。
（上下水道事業管理者）
工期延長に伴う住民への周知についての御質問でございますが、本工事では、港町公園の半面及び旭町１丁目公園内に、シールド工事の施工ヤードを設置することから、工事着手前には、地元町会や保育所等に工事概要等を周知したところでございます。
工期延長にあたりましては、引き続き、公園利用者の方々に御不便、御迷惑をお掛けすることとなりますので、現在、地元町会長と周知の方法について相談しておりまして、速やかに地域住民の方々や保育所等へ丁寧に周知してまいりたいと存じます。
（山田）
ありがとうございます。
周辺には、2つの公園を園庭代わりにしていた保育所が何園もあり、また、子育て世帯も多く住む地域です。
ディスプレイ御覧ください。
こちらは港町公園です。
広々とし、遊具も豊富にあり子ども達に人気の遊び場でした。
ですが、今は…
このように施工ヤードが建っています。
公園の半分は広場として残していますが…
ただ広場であり子ども達は遊びづらく、
去年、2つの遊具は設置してもらいましたが、子ども達が楽しく遊ぶ公園としては
物足りないようです。
こちらは旭町一丁目公園、完全に施工ヤードとなっています。
また、本工事に付随して、通行止めの個所も発生しています。
こちらは国交省の工事ではありますが、付近の園児のお散歩コースになっていた河川も
工事中で…
この周辺は現在、このような状況です。
最低1年の工期延長が決定し、本当に1年で終わるのか、確実とは言えない状況だと思います。
港町公園広場側に遊具設置でゾーニング変更を先に行う等、子ども達の遊び場の確保が急務です。見解を伺います。
（上下水道事業管理者）
子ども達の遊び場の確保についての御質問でございますが、今回の工事につきましては、長期間にわたり２箇所の公園を占用し、公園利用者に御不便をお掛けしているところでございます。
この間、港町公園広場側へ新たに遊具を設置したところでございますが、本工事の工期延長を踏まえ、公園内の遊具の追加について、関係部署との協議・調整を進めているところでございます。
今後につきましては、地域住民の方々に工事の進捗状況を丁寧にお知らせするとともに、早期に工事を完了できるよう、取組を進めてまいります。
（山田）
ありがとうございます。
工事の完了に引き続きご尽力いただきながら、子ども達の遊び場の確保について、ご対応をお願い致します。