(山田)

まず、パリオリンピック・パラリンピックの応援とアスリート支援について。

先日、川崎区出身アーティストBAD HOPの東京ドームでの解散ライブに行きました。

夢中になることがある事は人を導くんだな、と大変感動しましたし、同時に、彼らの活躍に誇りを感じた市民も多くいたと思います。

やはり地元の方が活躍する姿には感動をもらい誇りを覚えます。

今年は7月26日から8月11日にパリオリンピックが。8月28日から9月8日にパリパラリンピックが開催されます。

言わずもがな、オリンピック・パラリンピックの日本選手の活躍には毎回感動をもらいますが、それが本市ゆかりのアスリートでしたらその感動もひとしおです。

本市としても、市民に感動と勇気を与えるためにも、オリンピック・パラリンピックの応援を是非して欲しいと思い、質問致します。

まず、川崎市ゆかりのアスリートにはどのような方がいるのか、現在付けの内定選手について伺います。

 

(市民文化局長)

パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会についての御質問でございますが、本年7月から開催される同大会におきましては、本市 を活動拠点とする選手といたしまして、新競技のブレイキンでは、ダンサーネームShigekixとして活躍する半井重幸選手が、卓球では、木下アビエル神奈川に所属する平野美宇選手、張本美和選手が日本代表として 内定しております。

また、本市をホームタウンとして活躍する「かわさきスポーツパートナー」からも、今後の内定等が期待されるところでございます。

 

(山田)

多くの方がいらっしゃること、活躍が本当に楽しみです。

本市はスポーツのまち・かわさきと掲げ、スポーツ振興に力を入れている中、多くのゆかりのアスリートがいるにも関わらず、今まで壮行会やパブリックビューイングを実施したことがありません。

7月で市制100周年を迎えるタイミングであり、市民が集う新本庁舎として施設も整っていますので、是非、川崎市としても応援をしていただきたいですが、壮行会とパブリックビューイングの開催について見解を伺います。

また、今後、本市主催のPV文化が根付くことも、市民のシビックプライド醸成の一助となると考えますが、あわせて見解を伺います。

 

(市民文化局長)

パブリックビューイング等についての御質問でございますが、オリンピック・パラリンピックに出場する本市ゆかり のアスリートを応援することは、市民に夢や希望、 感動 を与え、川崎への愛着や誇りの醸成にも繋がるものと考 えております。

壮行会の開催につきましては、種目によっては代表選 手の決定が大会直前になるケースや、合宿等のスケジュ ールの関係などの課題がありますことから、引き続き、 代表選手による大会前の市長表敬訪問を可能な限り実施 してまいります。

パブリックビューイングにつきましては、臨場感を味わいながら大人数で応援することにより、一体感を感じ、喜びや感動を分かち合うことができるイベントであると考えておりますので、会場使用料やライセンス料等の費 用負担、現地の競技時間との時差などの課題もございま すが、他都市の開催事例等も参考に検討してまいりたい と考えております。 

 

(山田)

壮行会は難しそうですが、PVについては、こんなにも感動の共有ができる機会も早々ないと思いますので、是非、ご検討をお願いします。

次に、アスリート支援について伺います。

オリンピアンだとしても、そのスポーツのみで生活ができる選手はほんの一握りです。それは海外と比べると顕著であり、スポーツビジネス醸成の違い、と良く言われる事です。

特にスポンサーシップについては、日本には機運醸成の余地が多くあると感じており、例えばアメリカでは公立校の運動部にスポンサーがついている程です。

本市のアスリートへの経済的支援でいうと、個人型トップアスリート助成がありますが、1年間最大20万の助成で、遠征の足し程度にしかならないと感じます。

ですが、それを100万に、1000万にすればよいとも思わず、やはり公金助成の限界も感じます。

そこで、本市は、中小大企業、多くの素晴らしい企業があります。

フロンターレやブレイブサンダースの活躍によりスポーツにビジネスとしてお金を払う文化もある程度根付いていると感じます。

経済労働局と連携をしつつ、アスリートの就職支援やスポンサー支援といったアスリート支援について見解を伺います。

 

(市民文化局長)

アスリート支援についての御質問でございますが、本市では、かわさきスポーツパートナーをはじめとする、企業チーム等に所属する多くのアスリートが活動しているところでございますが、競技活動を続けていくことができる環境が整っていることは、アスリートにとって重要であると考えております。

アスリートの支援制度といたしましては、日本オリンピック委員会が実施する、企業と現役アスリートをマッチングする就職支援制度「アスナビ」がございますが、

本市におきましても、経済労働局が所管する「キャリア サポートかわさき」の御案内を行うとともに、他自治体における制度や、企業等によるスポンサー支援などの状況につきましても、動向を注視してまいります。

 

(山田)

ありがとうございます。

スポーツに親しむ多くの市民がいてその環境があり、様々な競技のアスリートも集まってくる、そしてその活動を市民や企業が応援し、活躍に喜びや感動を分かち合えるスポーツのまち・かわさきになって欲しい、と思います。

引き続きのご検討を、お願い致します