(山田)

青少年事業費、わくわくプラザ及びこども文化センターのデジタル化について伺います。

以前より、わくわくプラザの諸申請のオンライン化について、議会で質疑をさせてもらっております。

課題としては事業者の環境整備が必要であり、指定管理料の中からシステム導入費用を捻出するのは難しいとの事で、市のオンライン申請システムを活用はできないかというお話をさせていただきました。進捗を伺います。

また、オンライン申請の推進以外にデジタル化がすすめられる業務はあるのか、その際には現指定管理料の決算額では不足額が生じるのか見解を伺います。

 

(青少年支援室担当課長)

わくわくプラザにおけるデジタル化についての御質問でございますが、はじめに各種申請のオンライン化についてでございますが、事業者からの聞き取りにおいては、独自にシステムを導入することは難しいことから、市の申請システムの活用について、関係局と協議を進めてまいりましたが、専用回線を整備する場合の費用対効果や、一般回線を使用した場合のセキュリティ対策など、多くの課題があるものと認識をしております。

しかしながら、保護者からの改善要望もあることから、現在の申請方法の見直しや書類の提出方法の工夫など、保護者の利便性向上と事業者の負担軽減がともに図れるよう、引き続き、事業者とも、協議、調整を進めてまいりたいと存じます。

次に、今後のデジタル化についてでございますが、現在、7箇所のわくわくプラザにおいて、入退室管理システムの試験的導入を行っており、本年度もさらにその箇所数を増やして効果の検証を進めているところでございます。

この入退室管理システムの導入に係る経費や運用に係る経費は市が負担をすることとして、検討をしておりますので、現在の指定管理料に不足が生じることはないものと考えております。

 

(山田)

オンライン申請について、市のシステムを活用するには依然課題があるとの事で、まずはデータのメール送信からでも、できるところから改善を図るよう努めていただければと思います。

あわせて、こども文化センターにおいてもデジタル化を進めていただきたいと思います。

例えば、現在、団体利用の申請は窓口に申請書を提出もしくはFAXで対応となっています。

こども文化センターのオンライン申請の取組を進める事について、また、その他デジタル化が図れる業務について見解を伺います。

 

(青少年支援室担当課長)

こども文化センターにおけるデジタル化についての御質問でございますが、こども文化センターにおける手続きといたしましては、青少年団体、乳幼児サークル、市民活動団体などの団体利用の申請などがございまして、こうした手続きのオンライン化にあたりましては、実際に御利用いただく関係者の方々の御意見なども伺いながら、申請方法の工夫などについて、事業者と調整をしてまいりたいと存じます。

 

(山田)

宜しくお願いします。

指定管理期間の終了にともない、令和6年4月からのわくわくプラザ並びにこども文化センターの指定管理者の公募選定を行っているところです。

次期指定管理者にはデジタル化による業務効率化と利用者の利便性向上に努めていただきたいと考えますが、見解を伺います。

 

(青少年支援室担当課長)

こども文化センター及びわくわくプラザにおけるデジタル化についての御質問でございますが、デジタル化にあたりましては、利用者の利便性の向上に加え、事業者の業務の効率化や費用対効果などを総合的に勘案しながら、検討を進める必要があるものと認識しております。

今後につきましても、児童の健全育成の観点から、利用者のニーズの把握に努めながら、デジタル化を含めた様々な手法を創意工夫し、質の高いサービスが提供できるよう、時期指定管理者とも調整してまいりたいと存じます。なお、次期の指定管理仕様書におきましては、今後のデジタル化を進める上での基盤となる無線LAN環境の整備を求めることとしております。

 

(山田)

現状、仕様書には業務効率化と利便性向上のためデジタル化促進の主旨の記載はないとの事ですが、この点は運営上必須として次期指定管理者の方にはご認識をいただき進めてくださいますようお願いします。