(山田)
保育園、公立学校、わくわくプラザの諸申請オンライン化について伺います。
新年度になると、保護者は多くの書類の提出が必要です。
それは子ども達の生活に必要な重要な情報でありますので、正確な内容で提出いただきたいところです。
ですが、手書きで、かつ同じ項目を何度も書き、しかも兄弟がいたら全員分提出、かつ、主だった変更がなくても毎年同じ内容の手書きをする必要があることから保護者から改善を望む声が届きます。
ディスプレイをご覧ください。


こちらは学校入学にあたり保護者が提出する小・中・高等学校の書類の一覧です。
ディスプレイで字が小さいですがそれだけ量が多いという事がお分かりいただけると思います。

小学校部分を拡大しますと、丸で囲いました部分、氏名・生年月日・住所ですが、同じ情報を何度も記入します。
上から3行目の緊急時連絡票と緊急時児童引取カードはほぼ同内容のものを書きます。

こちらはわくわくプラザ申込書と6時以降利用する場合の子育て支援・わくわくプラザ事業利用申込書です。
ひとつひとつの記入ボリュームもありますが、

それぞれの申込書は、赤・緑・黄色で囲んだ部分、それぞれがほとんど同内容の項目となっています。
再度言いますが、兄弟がいる場合は、同じものをさらに人数分記載し、変更がない場合でも毎年書きます。
その負担に加えて、紙書類である児童個人票の紛失事件が発生したことや回収したものをとりまとめる先生等の手間もあり、早急にオンライン化を図るべきと考えます。
以下、各施設における状況について伺ってまいります。
まず、保育所等について、入所申請書、利用状況届、認定手続き書類等が新年度の必要書類となりますがそのオンライン化についての進捗とどの様なオンライン申請方法となる予定なのか伺います。


(こども未来局長)
保育所等の利用手続きのオンライン化についてでございますが、現在、政府が運用するマイナンバーカードを用いたマイナポータルのぴったりサービスによる支給認定、利用申込、現状届の実現に向けて、令和4年度末までにシステムを構築するため準備を進めているところでございます。
また、私学助成の幼稚園や認可外保育施設の利用者等現時点でぴったりサービスによる手続きを利用できない方につきましては、令和4年度中に簡易版電子申請サービスのLoGoフォーム等の活用も含めた対応を検討しているところでございます。


(山田)
ありがとうございます。
令和4年度末までにぴったりサービスを利用できない方も含めてオンライン化が図れるとの事で確認しました。
次に、小学校、中学校、高等学校において、諸申請のオンライン化について見解と課題があれば伺います。


(教育次長)
市立学校における申請等のオンライン化についての御質問でございますが、学校と保護者等との連絡手段につきましては、デジタル化を進めることで、保護者等との迅速な情報共有を実現するとともに、学校・保護者双方の負担軽減にも大きく寄与するものと考えているところでございます。
各学校に対しましては、保護者からの申請等のオンライン化に努めるよう通知を発出し、各学校におきまして、既存システム等の活用により、取組が進んでいるところでございますが、特に入学時におきましては、紙の書類でのやり取りも多く残されておりますので、引き続き、取組の推進が必要であると考えております。
申請時のオンライン化に向けましては、児童生徒や家庭等に関する個人情報の収集における情報セキュリティの確保や、オンライン化に伴い配慮を要する家庭への対応など、様々な課題が想定されますことから、それらの課題に的確に対応しながら、取組を推進してまいります。


(山田)
ありがとうございます。
令和4年度末までに、とは難しいかもしれませんが、迅速に進めていただきますようお願いします。
次にわくわくプラザにおいては、わくわくプラザ利用申込書、わくわく利用予定書、必要な方は、子育て支援・わくわくプラザ事業利用申込書、配信メール登録アドレス、おやつ申込書、スポーツ安全保険申込書の記入等が必要となります。
毎月の利用申請も提出が必要です。
現在、計5団体が業務委託で運営をしており、オンライン化については各事業者の協力が必要ですが、状況と課題について伺います。


(こども未来局長)
わくわくプラザにおける申請等のオンライン化についての御質問でございますが、わくわくプラザの利用申請等につきましては、本市が定める仕様書に基づき、各事業者が決定しておりまして、現在は全ての事業者が紙での手続きを求めえているところでございます。
申請等のオンライン化につきましては、事業者において新たに環境を整備するなどの負担が生じるものと考えておりますが、市の施策や保護者の負担軽減なども踏まえ、今後、事業者と協議してまいりたいと存じます。


(山田)
ありがとうございます。
ぜひ、実施する方法の協議をいただけますと幸いです。
時間の関係もあり全ての学校・施設にふれる事はできませんでしたが、市の管轄・事業委託等問わず、市民の利便性向上のため諸申請のオンライン化を着実に進めていただきますよう要望します。