(山田)

次に、大師少年野球場のフェンス改良について伺います。

大師少年野球場ではボールのフェンス越えにより周辺民家への損害や通行人の負傷事故が発生していたことから平成30年3月と本年2月に防球ネットの設置が行われました。

設置対応以降、被害実態はあるのか状況を伺います。

 

(川崎区長)

当該野球場につきましては、打球がフェンスを越える事象が発生していたことから、平成30年3月から本年2月にかけて、レフトからライトまでの野外フェンスに沿って高さ10メートルの防球ネットを設置し、安全対策を講じたところでございます。

 防球ネット設置後の場外への飛球につきましては、本年3月以降大幅に減少しており、打球が民家まで届いた事例は数件ありましたが、被害の申し出はございませんでした。

 

(山田)

設置後も未だボールが入ってきた、という周辺民家からの報告もあるとの事です。

今後はどのように対応していくのか、また課題があったら伺います。

 

(川崎区長)

安全対策につきましては、これまで、防球ネットを設置したほか、フェンスを越えたボールへの注意を促す看板の設置や、野球場利用者に対して場外飛球とならないよう注意喚起を行うなど、様々な対策を講じてきたところでございます。

 当該野球場につきましては、地理的、構造的な制約があるほか、近年、ボールやバットの性能の向上等により打球の飛距離が伸びていることなどから、今後も全ての場外飛球を防ぐことは困難であると考えております。

 こうしたことから、できる限り飛球による被害を抑制するため、野球場利用者に対し、必要に応じて、場外の一般の方に注意を促す監視員の配置を求めるなど、場外飛球に対する注意を更に促してまいりたいと存じます。

 

(山田)

ありがとうございます。

場外飛球の状況把握には引き続き努めていただき、現在利用者に「あまり遠くに飛ばさないでください」というお願いをしている事はあまりに心苦しい所があります。

子ども達が大好きな野球を思いっきり楽しめるよう、そして周辺住民や通行人の方々の安全も守っていただきますよう、今後もご対応の程、お願い致します。