(山田)
次に、台風16号の下校対応について伺います。
本年10月1日、台風16号が接近し、正午頃神奈川県内に暴風警報が発令されました。
それに伴い、わくわくプラザは閉室となり、ちょうど児童の下校時間直前であり混乱が生じました。
当時のわくわくプラザ臨時休業対応についてですが、午前6時の時点で神奈川県下に特別警報、暴風警報、暴風雪警報が発令された場合、市内鉄道会社が計画運休を実施している場合は休室。また、学校の課業中・わくわくプラザ開室中に神奈川県下に特別警報、暴風警報、暴風雪警報が発令された場合も休室という取り決めでありました。
当時はその計画の合間の「下校時」の対応が求められたわけですが、台風16号では実際どの様な対応をとったのか、学校ならびにわくわくプラザについてそれぞれ伺います。
(教育次長)
児童生徒の登校後「特別警報」及び「暴風警報」等が発表された場合、各学校で、授業繰り上げ、安全なうちに児童生徒を下校させることを基本としておりますが、下校する時間が台風の襲来等と重なるおそれのある時は、児童生徒を学校で待機させる等の安全措置を講ずるよう教育委員会から各学校に依頼しております。
本年10月の台風16号発生時におきましては、正午過ぎに風雨が強まるという情報がございましたので、配信メールにて天候が落ち着くまで学校に児童生徒を待機させること等も含め、保護者の協力をお願いしながら、安全に下校できる体制をとるよう教育委員会から各学校に連絡し、各学校長の判断のもと下校のタイミングを決定したところでございます。
また、わくわくプラザが休室となった学校には、対象となる児童の各学校での見守りを併せてお願いしたところでございます。
(こども未来局長)台風16号が接近した当日は、授業中に、三浦半島などに暴風警報が発表されたことにより、「わくわくプラザにおける緊急時の対応」に基づき、100室のわくわくプラザにつきましては休室とし、その旨保護者に連絡しました。残りの14室については、学校の協議のうえ開室しました。
(山田)
ありがとうございます。
大半のわくわくプラザは急な閉室となったとのこと、まさに下校時間直前の出来事で、保護者の迎え対応が難しい家庭も多々あったと想像できます。
一番避けるべきは「暴風警報が出ている中児童のみで外を歩かせること」だと思います。教育委員会からは見守り依頼をしてくださっていたとの事ですが、実際には、雨風が強い中、児童が下校をするという大変危険な状況が発生していた学校も一部ありました。
現在わくわくプラザは、就労等、放課後の子どもの見守りが困難な家庭の利用となっています。そうすると、すぐに迎えに行く対応が難しい家庭も多くあります。
例えば、放課後が近い時間に警報発令がされた場合にはわくわくプラザの閉室判断を見直し、保護者の早急な迎えが困難な児童については教室もしくはわくわくプラザ等でしばらく待機をさせる。といった、学校とわくわくプラザの協議の上での柔軟な対応が必要と考えます。
第一優先は子ども達の安全という事で、今後の対応について伺います。
(こども未来局長)
台風16号への対応の反省点といたしましては、「わくわくプラザにおける緊急時の対応」において、県下のいずれかの地域に「特別警報」、「暴風警報」、「暴風雪警報」が発表された場合、一律に休室としていたことで、学校の対応と相違を生じ混乱を招いたものと考えております。
こうした反省を踏まえ、11月4日付けでわくわくプラザ運営法人宛てに通知を発出し、「特別警報」等が発表された場合、学校がある日は学校に準じて開室または休室とするとともに、学校と連携して児童の安全な居場所を確保して安全に帰宅できるようにし、また、学校がない日につきましては、わくわくプラザにおいて、それぞれの状況に応じて開室または休室の判断をするよう改めたところでございます。
(山田)
ありがとうございます。
今回の事象は計画にもとづいた柔軟な対応が求められたケースでした。今後も様々柔軟な対応が求められるケースが生じる事もあると思いますので、関係各位の連携のもと、とにかく子ども達の安全を第一に、引き続きよろしくお願い致します。