(山田)

情報教育ネットワーク事業費に関連して、「公立学校のHP」について、伺います。

令和2年度の予算審査特別委員会にてコロナ禍の様な有事には情報共有や発信において非常に有用となる学校のHPを

情報のプラットホーム化すべきと提案しました。

そのためにはCMSの導入で更新をしやすくし、HP内容の充実を図り、保護者にはHPに情報を取りにくるという意識の醸成も必要、

と述べました。

その観点にて、この度、再度伺います。

まず、令和2年度9月補正予算でCMSを導入する事となりましたが、その進捗を伺います。

また、以前の更新フローでは、担当者が更新、管理者が承認、総合教育センターが内容確認の上リリース、と慎重さ故、

時間のかかる運用となっていましたが、フローの見直しについて、伺います。併せて、テンプレートではなくオリジナルのHPにて

運用している学校もあり、異動先のHPの更新方法の差異が先生の負担となる事も考えられました。その改善はなされるのか、

伺います。

(教育次長)

CMSについての御質問でございますが、はじめに、導入の進捗状況につきましては、現在、本年4月1日からの運用に向け、現行の市立小・中・特別支援学校の各ホームページを、委託業者がCMS仕様へ移行する作業を実施しているところでございます。

次に、更新のフローにつきましては、CMS化とともに見直しを行い、学校の担当者がホームページを作成し、管理職が内容を確認して承認操作を行うことで、インターネット上に公開されるよう、手順を簡略化することといたしました。

総合教育センターでは、各校のホームページを適時閲覧し、著作権や肖像権等の観点から学校への支援を行うこととしております。また、委託業者によるサポートセンターを開設し、作成等に関する技術面での支援を行う予定でございます。

次に、更新作業の負担軽減につきましては、今回のCMS化に伴い、更新方法の差異は無くなることとなりますので、教職員が異動した際に生じていた負担は改善されるものと考えております。

 

(山田)

ありがとうございます。

以前にも更新しやすさならびに煩わしさを極力減らすことの重要性をお伝えしてまいりました。更新しやすさの向上とともに手順の

簡略化をくださるとの事で、より新鮮な情報が発信されるようになる事と思います。引き続き、お願い致します。

次に、更新頻度が少ないHPもまだ多数ありますが、学校HPの重要性について各校に通達はしているのか、

また、更新頻度が少ない理由についても伺います。

(教育次長)

学校ホームページの更新についての御質問でございますが、学校への周知につきましては、総合教育センターにおいて、

毎年、学校における担当者を対象とした研修を実施し、ホームページが学校の状況を積極的に知らせることができる

大切な情報手段であることを伝えているところでございます。今年度は、コロナ禍により集合研修が実施できませんでしたが、

情報発信を積極的に実施しようとする学校の動きに応える形で、更新時の留意点を明確にしてホームページの運用方法等を

周知してまいりました。

また、更新頻度の少ない理由につきましては、担当者の交代や異動によって生じる更新方法の差異や、

刻々と変化する新型コロナウイルス感染症への対応による様々な制約によって、更新が思うように進まないといった声が

学校から挙がっております。CMSの導入により、作業効率が向上することを生かして、

保護者が必要とする情報を適切なタイミングでホームページに掲載するよう、各学校へ働きかけてまいります。

 

(山田)

ありがとうございます。CMSの導入により各校活発な情報発信がされる様、働きかけをいただけるとの事で、引き続き、お願いします。

次に、学校が情報更新をしてくださっても保護者がそのHPの重要性を認識していなかったら、結局情報共有・発信としては成立しません。

普段のそういった意識が有事の際にも有用となります。

まもなく新入学・新学年の時期となります。

改めて学校HPに情報を取りにくるという保護者の意識醸成の働きかけをしていただきたく、見解を伺います。

(教育次長)

保護者への周知についての御質問でございますが、今回のCMSの導入により、学校ホームページが大きくリニューアルされますので、保護者の関心を喚起する好機ととらえております。

また、各学校のアドレスが変更されるこの機会に、その周知とともに、学校ホームページでより速やかに情報発信を行っていくことに

つきましても、各学校を通じて保護者に伝えてまいります。

今後、各学校が、新入生や新年度におけるお知らせ、学校生活の様子、緊急時の対応などの情報を、CMSの利点を活用して、

速やかに発信し、魅力的なホームページの運用を進めていくことで、保護者の関心や意識がさらに高まっていくものと考えております。

教育委員会といたしましては、学校への支援や保護者への周知に努めてまいります。

 

(山田)

ありがとうございました。

GIGAスクール構想で公教育の大革新が進みます。それに付随して、子ども達や保護者が学校生活をより豊かに過ごせるように、HPの情報発信を含め、各種デジタル化整備を進めていただきたく、お願い致します。