夫バニーは日本語が話せないヘタレ外人である。
初めて出会った日にも
『日本語を勉強したい』と言っていたので誕生日やクリスマスにせっせと
日本語のテキストや単語集をプレゼントしてきたが、その封を開けた気配すらない。
したがって2年たった今も日常会話さえままならないままである。
そのくせ日本語ができないのは私が教えないからとのたまう。
どうやら彼にとって勉強するとは机に1時間なり座って1対1で家庭教師のように教わることらしい。
なんじゃそりゃあ!
こんな夫バニーであるが結婚式のときはコントに出てくる外人のような発音で
『オトーサン、オカーサン、ワアタスィハ、オジョサンウォ、スィアワセニ、シマース』とスピーチし、列席者一同の涙を誘ったものだった。
しかし、渡米後にそのスピーチはすべて友達夫妻(日本人)がバニーの英語をもとに作成、さらにローマ字に変換していたことが発覚。
お父さんお母さん、私を幸せにしてくれるのはどうやら友達夫婦だよ。。。。
さて、あまりに日本語を教えないことを責め立てるので、気が向いたときに日本語を教えている。
私「あのね、日本に行って誰かと目が会ったら親しみをこめて
『てめえ、なに見てんだよっああん!?』て言うんだよ」
夫「ティメー、ナニ、ミテンダヨー。アアン。。。。」
私「ああん!?はもっと力強くね。それだと色っぽくなってるから」
私「そしたら、『外人だと思ってなめんじゃねえぞこらあ!?ああん!?』」
夫「アアン。。。」
今日もコリアンレストランにて抜き打ちテストを行った。
私「バニー、日本語で電話をとって、モシモシの後はなんだっけ?」
バニーの顔が一瞬にして苦悶の色に染まる。
夫「マウラ、、メラ、、、」
私「Gで始まる単語だよ。」
夫「ガムラ、、ゴムラ、、、、」
私「近いよ~、近づいてるよ~」
夫「ゴマアブラ!!(胡麻油)」
私「正解っ!」
私「日本語ではひとつの会話の中に必ずゴマアブラ、て入るからね~。特に目上の人には敬意を表して何度も使うから、日本語の必須単語だからっ!!」
身内にガイジンがいると退屈しない。
だが近頃天使のような顔で眠っている夫を起こそうと近づくと、
いきなり
「テメエ、ナニミテンダヨ」といわれ、朝から大変頭に来る次第である。
ガイジンで遊ぶのもほどほどに。