授業時間を削るためなら命を懸ける、中学2年生の子供達である。
丁度初恋をしたり、初彼氏ができたりと心動くころなので、余計興味があるのだろう。
いつもは適当に話を切り上げるのであるが、先日は私も二日酔いで(日本語補習校は毎週土曜日
朝8時半から授業開始なのだ!)少々寄り道したい気分だった。
『うーん、、でも全然面白くないよ。』
『面白くなくてもいいからあ、話ししてええええええ(合唱)』
分かる、分かるよ中学生諸君、なんだか恋をして、結婚するって、すばらしいラブロマンスが繰り広げられると思ってたよ私も。
まさか飲み屋で一人のんだくれてるときに
無理やり友達に紹介されたヘタレガイジンと結婚するとは思ってなかったよ。
何しろ私が中学生の頃は、
牧原範之と結婚するつもりでいたからねえ。
それがゲイだったと分かったときは、少女から大人への階段を登ったシンデレラだったよ、、、
どんなときも どんなときも
僕が僕らしくあるために
好きなことは 好きと
言える勇気 抱きしめてたい。
思い返せば昔、将来結婚する人は、
自分より頭が良くて、
自分より明るくて、面白くて、
自分より友達がいっぱいいる、頼りになる人がいいと
思っていた。
今から考えれば、それは『いつかなりたい自分』の姿に他ならないのだけれど。
理想と現実は異なるものである。
夫バニーのことは正直まだわからないことだらけなのであるが、
時々あきれて言葉をなくすようなことがある。
あきれて言葉をなくした後はふつふつと怒りがこみ上げてきて、
なんでこんなヘタレとよりにもよって結婚してしまったんだと自分を責め、
もう私のばかばかばかばか!!!と髪を振り乱して自暴自棄に陥る。
その主な原因は、
カケナイ ことである。
先日私の友達夫婦に赤ちゃんが生まれたので、二人でお祝いカードを贈ろうということになった。
私がメッセージをしたためた後、夫バニーのためのスペースを空けてキッチンのテーブルに置いておいた。
さて、そのカードにいつまでたっても夫は何も書こうとしない。
嫌がるバニーがやっとのことで、自分の名前をしたためる、、、、
名前だけかよっ!!!!!
確かに私の友達かもしれないけどよお、
お前もお世話になったことあるだろうがよお!
何か一言ないのかよっ!!!
と心に思うだけでは飽き足らずその通りのことを夫バニーにぶつけると、
『僕は書くのが苦手なんだよ!だからEメールもあんまりしないし、
人が僕のスペルが間違っているのを発見して僕のことをバカだと思うのが怖いんだよ!
僕の嫌がることを無理にさせないでくれよ!』
と逆切れする始末。
私は何もレポート10枚にお祝いの言葉を並べて欲しいと言っているつもりはないのだ。
たった一言、『この間はありがとう』とか
『実際に会えるの楽しみにしてるよ』とか
『ラブ』とかよう。
書けないのかようっ!!!!(怒)
日本にいるとき毎日毎日毎日いくら着信拒否しても携帯に電話し、
メールを送ってきていたのは他ならぬあんたじゃっ!!!
せっかく友達にカードを送る、楽しい気持ちが見事に嫌な気分にさせられた。
先日仕事先に夫バニーが送ってくれる車の中の出来事
夫『なんだか今日はワインでも一杯飲みたい気分だな』
私『じゃあKちゃんとSちゃん(日本人友達カップル)に電話してみたら?Sちゃんは
誘って欲しいかもよ』
夫『でも忙しいかもしれないよ。しかも彼らは日本人だから、いきなり誘うっていうのに
慣れてないんだ』
ムカー。
私『それでも電話してみなけりゃわかんないじゃん。どうせ今から近く行くんだから電話かけなよ』
夫『君が電話かけて忙しいかどうか聞いてみてよ』
ムカ
夫『日本語同士の方が話しが通じるし』
なにおう?(怒)
なんで私が一緒に行けるわけでもないのに、お前のために
友達に電話して聞いてあげなくちゃいけないんだよっ!
それも友達夫婦は私よりも数段英語を流暢に話ことができる。
お前は幼稚園児かっ!
“もしもし、うちのバニーちゃんが、おちゃけを飲みたいっていってるんですのよ。
もしよかったら一緒に遊んでくれないかしら?ホホホ”
なんでじゃあっ!!!(怒)
私はこの遠まわしに人に甘えてくるやつらが大嫌いである。
それはもちろん私が甘えん坊だからに他ならないが、
頼みがあるならはっきり言って欲しい。
というかそんなアホなことを頼むな!
父ちゃん情けなくて涙が出てくらあ!!!!!
もうその日はあまりに頭に来て
押し黙ってしまった。
『みんなもねえ、今後人生を歩んでいく中で、自分では想像だにしなかった
驚きの出来事が起こっていくよ。そう考えると楽しみだねえ』
やや投げやりに漢字テストを配る私である。
カケナイオトコ
夫バニーが唯一カケに出たのが
私へのプロポーズだったのだけれど
それはまた別のお話。