「決算書の数字は過去の数字と比較すると自己成長の経緯がみえてくる」 | 歌う税金教室  税理士冨永英里のオフィシャルブログ

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こんにちは、愛と絆の微笑女税理士、冨永英里です。

 

法学部の学生のための企業会計はじめの一歩N0.003

 

「決算書の数字は

過去の数字と比較すると

自己成長の経緯がみえてくる」

 

です。

前回は、売上と利益の関係について、でした。
その際、
売上に比べて利益がどの程度あるといいのかは、
同業他社と比べると自社の立ち位置がわかる
というお話をしました。

今回のテーマは、
決算書の数字を比較する
「もうひとつの手法」についてお話をしたいと思います。

もうひとつの手法って何でしょう?

それは・・・

過去の自社との比較

 

ちなみに過去の私。。


推定:大学2年生ころ(^-^;

ウン十年経過後・・・


 

いかがでしょう?自己成長(笑)



同業他社の比較が「ヨコの比較」であるとするならば、
過去の自社との比較は「タテの比較」となります。

ヨコの比較とタテの比較の2つの比較により、
決算書の比較はより深みを増します。

過去の自社の比較ですが、
こんなふうにイメージするとわかりやすいと思います。

例えば当期の売上が、

10億円

の会社があったとします。

もしもこの会社の前期の売上が12億円、
前々期の売上が15億円の会社
だったらどうでしょう?

この会社は
年々売上が下がっている会社
となります。


一方、
同じように当期の売上が10億円の会社であっても、

前期の売上が8億円、
前々期の売上が5億円の会社
だったらどうでしょう?

この会社は
年々売上が上がっている会社となります。

年々売上があがっている会社と
年々売上が下がっている会社では、
同じ10億円という売上であっても
その評価はまったくちがうものになります。
そのうえでなぜ売り上げが上がっているのかの原因、
あるいはなぜ売り上げが下がっているのかの原因を探していきます。


ちなみに、銀行融資をする際には、
過去3年間の決算書を見せてくれ
と言われます。
(3年間の売上や利益や経営指標などの推移がわかるからです)

このように自社の過去との比較をすることにより、
自社がどんなふうな経緯をへてきたのか(どんなふうに成長してきたか)が
わかるようになります。



今日のお話は以上です。

愛と絆の微笑女税理士 冨永英里