最近、ちょっとしたことがきっかけである本の一節を思い出しました。
ジェラルド・G・ジャンポルスキー氏が書かれてた
「ゆるすということ」という本の一節です。
写真はこの「ゆるす」ワークを行ったときの貴重な写真です。。
何が貴重かといえば、実はわたしは犬が大の苦手だからです(苦笑)。
この犬は一切吠えないとても優しいワンちゃんでした。

(ゆるすということ 20ページより一部抜粋 サンマーク文庫)
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朝早く、私がゴルフコースに沿ってジョギングしていると、ビールの空き缶が二つ、道ばたに捨ててあるのが目に飛び込んできました。これを見た瞬間、わたしはかっとなって、あっというまに見知らぬ誰かを裁きはじめました。
こんな美しい場所に空き缶を捨てるとは、なんて無神経なんだー
考えているうちに、ますます怒りがこみ上げてきます。
空き缶をポイ捨てして、天国のような場所をゴミ箱にするなんて、とんでもない大ばか者だ!
私はそんなふうに考えながら空き缶の脇を通り過ぎ、滞在中のホテルのほうに走っていきました。心の中では、ポイ捨てをしてた無神経野郎に対する怒りが、どんどん膨れあがっていきました。そのとき、内なる声がわたしに語りかけてきたのです。
「待ちなさい。そんなふうに非をさばくよりも、戻って拾ったらどうですか」
(途中 略)
わたしは戻って空き缶を拾いました。その瞬間、心のむかむかが消えて、安らぎと喜びに満ちた素晴らしい気持ちを味わったのです。
ホテルに向かって走っていると、若いころの記憶がどっとよみがえってきました。いつだったか、車の窓からごみを捨てたっけ。。。
・・・ポイ捨て批判の一部は、自分自身の罪悪感の投影であるとわかりました。
・・・私は自分を過去から解き放ち、自分をさばく気持ちから自由になることを学んだのです。
(以下、略)
たとえばこんなとき許せない!って思うことはありませんか?
電車で席をゆずらない若者に対して。
ちゃんと勉強しない学生に対して。
子供から目を離しておしゃべりばかりしている母親に対して
仕事ができないくせにさぼってばかりいる部下に対して
あるいは
お金の管理がちゃんとできていない社長とか。。(笑)
次に会うまでの宿題を放置したままの社長とか。。。(もっと笑)
自分の正義感に合わない人をみると、本当に頭にきますよね(^_^;)
そして、「あの人は許せない」とか
「だから成功しない」とか
ついつい思ってしまいます。
知らず知らずにうちに他人をさばいています。
でも他人を裁くよりももっと大切なことってなんだろうと
改めて考えてみました。
そして浮かんだ言葉は・・・・
「愛と絆」
なんだ、わたしのキャッチフレーズと同じ!
確かに・・・
相手に愛があれば許せない!とかみつくこともありません。
絆を持つということは相手と自分は一心同体っていうこと。
相手を批判=自分への批判でり、あまり有用な行動ではありません。
「ゆるす」ということは、自分を責める心の戦争に「待った」がかかり、怒りや非難の悪循環から抜け出せるということ。
続きは本に書いてあります。。
もしも今、あなたの回りに、許せない人がいたら読んでみると心が解放されますよ、きっと。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
冨永英里