こんにちは、税理士の冨永英里です。
冨永英里の会社経営回顧録
崖っぷちからアイデアは生まれるは真実か?の後半です。
私が考えたアイデアは、
つい1ヶ月前に買ったばかりの
パソコンを
現物出資することでした。
持ち歩きのできるノートパソコンでしたので20万円以上はしました。
ところが、
今まで会社設立の際の
現物出資は、
株券、自動車、不動産など
比較的大きなものです。
たかだか
20万円程度のパソコン
それを現物出資するなんて。。。
あまりに貧乏くさい話です。
友人の司法書士に
書き方を聞いたのですが、
「前例がないからフォーマットはない」
と言われました、ガーン、やっぱり・・・
でも理屈としてできないわけがないはずです。
前例がない場合ー
これはもう
原理原則
に立ち返るしかありません。
ということは、
そのもの(現物)を会社に出資したと特定できればいいわけです。
ということで、
パソコンの製品名、
型番、
製造者番号、
シリアル番号
を書くことによって、
私の目の前にあるこのパソコンを
現物出資すると特定できると考え書類を作成しました。
前例がないから
私が前例を作ればいい!
こんな小さなところにも、
起業家精神(アントレプレナーシップ)
が培われていたというわけですね。
そして、
この一連の会社設立の体験が
会社のできた翌年に発行された
「有限会社設立キット」(P51~)
に活かされたのでです。
その後、
会社設立の本には、
パソコンを現物出資することなんて
昔っからあったように
書かれるようになりました
誰も言わないけど(笑)、
私は小さな分野での
パイオニアになったというわけなのです。
ところで・・・
ブログのテーマには
副題がありました。
副題は、
「崖っぷちからアイデアは生まれるか?」
でした。
当時の私にとっては「崖っぷち」です。
そしてなんとかそれを切り抜けアイデアを出したわけです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
冨永英里