2020年も早くも9月の中旬に差し掛かりましたが
みなさん元気にされてるでしょうか??
今年は対面レッスンが出来ない分、ヨガのクラスもオンラインレッスンや講座が増えて
新しいスタイルが定着してきて自宅で楽しまれている方も多いのではないでしょうか?
私自身も最近はオンラインクラスがメインで対面のレッスンはお休みしています。
やはり直接会ってクラスをできないのは少し寂しいですが
様々な場所にお住まいの方とオンラインでレッスンできるのは嬉しいかぎりです。
さて、タイトルにも書きましたが
アーユルヴェーダを生活に取り入れるポイントについて書いていきたいと思います。
8月にアーユルヴェーダをベースにした食を通して潤い作りをするという講座を
担当させて頂いたのですが講座で質問を頂いたのですが
これ、ヨガやアーユルヴェーダに興味がある人あるあるだなぁと思ったので
シェアさせて頂きます。
『全部を取り入れるのは、やはり難しいと思ってしまいます。
そんなダメダメなわたしが1つだけ実践するとしたら
何から始めるのが良いでしょうか?』
とても素直な感想で、うんうんわかりますその気持ち。
私は、ご自身のライフスタイルに無理なく始められる事、無理なく継続出来ることを
まずは1つ選んで始めることをお勧めしています。
この『無理なく始める事』と言うのは日常に自然に溶け込ませていくのにとても重要で
アーユルヴェーダを日常に取り入れたいから
まずは形から!器具から全部揃える!
みたいなスタートだと少しハードルが高くなってしまいますよね。
『無理なく続けられる事を選んで行う』と言うのも
やはり、西洋医学の薬のように、
症状に対して薬でその働きを抑える。ものと、
東洋医学であるアーユルヴェーダは本質が異なり
継続する事ではじめて小さな変化が見えてくる部分が多いからです。
たくさんのやり方を学ぶと一度に始めたくなるけど、
その中から『1つ選んで』と言うのも大きなポイントになります。
(この事は後半にご説明します)
アーユルヴェーダという生命の知恵・知識、哲学、伝統医療は
朝起きてから眠るまでの日常の過ごし方、ボディケア、
年齢ごと、季節ごと、1日の中での過ごし方。
自分のドーシャのバランス状態によってどのように過ごしたらいいのか?など
かなり細かくたくさんの生命エネルギーを活発にする方法が記されています。
起源4000年とも言われるだけありアーユルヴェーダは本当に莫大な情報があります。
ヨガの練習一つでも”その人”の”今の状態”によって
アーサナ、プラナヤマの適した練習法は異なってくるし...
年齢、時間帯、性別にもよるし...
(そう言う意味では1対1のオンラインでの指導方法は
アーユルヴェーダ的にはとても良い指導方法だなとも感じています。)
そして、同じアジアと言えど、
発祥地のインド、スリランカの気候と
日本やマレーシアの気候、生活様式は異なり
私たちの遺伝子に既に組み込まれている細胞レベルから違ってきます。
なので、アーユルヴェーダの智慧をそっくりそのまんま取り入れるのではなく
私たちにも当てはまる事をピックアップしてあげる事も大事だと思いながら
お伝えさせて頂いています。
少し話がそれましたが、その莫大な情報の中から
”1つ選んで始める”と言うのが大切なのは
何が、どのように作用して
自分に変化が生まれたのかを理解するのかを気づくのに役立つからです。
例えば、胃腸の不調を改善したいとき...
1、冷たい飲み物を控えてみる。
2、白湯を飲むようにする。
3、刺激物を摂るのをやめてみる
4、食前に生姜レモンを取るようにする。
5、スパイスを取り入れてみる
6、消化力を上げる呼吸法を行う消化力を上げるアーサナ(ヨガのポーズ)を行う
7、消化力を上げるアーサナ(ヨガのポーズ)を行う
ここにはざっと7つ並べてみましたが
生活にプラスする事が楽な方法と、
マイナスする方法(やめる)方法があります。
一時に、たくさんのことを集中して行うのも良いですが
1つ絞ってあげると、その始めた事がどのように体に作用してきているか
どれくらいの継続で作用を感じられるようになったか
継続するのに不憫やストレスはあるのか?など
自分に対する理解がより深まると同時に生活習慣の見直しにもつながるんじゃないかな?
と思います。
何かを改善、始めようとするときに、
たくさんの情報があることによって
一度にこんなにたくさんの事は始められないとか
これは難しいとか、情報を入れたから大丈夫ではないし
せっかく学んでも試してみなければずっと体は変わりません。
実践あるのみ。
そのために、皆さんにあった方法を1つ取り入れて続けてみて頂きたいと思っています
また、先ほど西洋医学の話をチラリとしましたが
現状の体の状態を知るのに、西洋医学の精密検査はとても素晴らしいものだと思っています。
自然両方に興味を持ち始めた方の中には時に、
西洋医学を否定される方もいらっしゃいます。
私は、それはもったいない事だと感じます。
東洋医学は体の今の状態を知ることや、履歴を調べることにも、
体を変化させていくことにも時間を要します。
もし、何気ない不調が続いていたり不安がある場合は
西洋医学の病院できちんと診察・診断を受ける事も大切です。
急を要する事も時にはあると思いますので。
西洋・東洋医学どちらも長く多くの人が時間をかけてきた発展してきた
素晴らしいものです。