今日、久々に錦帯橋方面へ参りました。
「きのこ標本」の搬入です。
きのこまつり、10月2日から。
バニラのブースは
昨年よりも少しだけ
ちいさなスペースにして頂きました。
(数が思ったよりも揃えられず…)
バニラの小さな研究室が
いろやさんにそのまま移動したような
そんな、かんじ。
今年のは小さめの
ミズタマ毒キノコ【アッシリア王妃茸】
昨年にこれと同じ柄でつくった、
刺繍の『ミズタマ毒キノコ』は
まだ名前が無くて
「ヒラタケ」みたいなカタチの試作品。
「試作」といっても
きちんとした工程を経て
本作品と同じように作っております。
でも
その時の出来栄えは(わたしの中では)
強度面で
「もう少しこうした方が…」
どうしても、少し引っ掛かる。
結果
ブースの壁の飾りとしました。
が、
お客様から
『コレが欲しい。
飾りとしてでもいいから、
壁のきのこは駄目なのですか?』
、との申し出を受けて
壁からもぎ取って頂きました。
ーーそのお客様は、本当は。
その時にバニラがご一緒した、
他の作家様の作品を手に入れる為に
ひとりで北国から来られたのだ、と
お話の様子で知ったので
(すごいな。そんなに遠くから。
そんなにも「すき」があること。
そして
そんな風に心と身体を動かすものを
つくるってこと。)
ぼんやりと色んな感情で
頭がいっぱいになっていたところ、
「きのこが、だいすきなんです」
「色んな“きのこ作品ばかり”が集まる
企画展って、中々巡り合えないんです」
そう言って、その後
バニラのスペースにも来てくださった。
(そうだよね。他にも探せば
あるにはあるだろうけれど。
それをぴったり見つけられるか。
そこに丁度行けるのか。
様々なタイミングが合うことは
難しいことが多いもの。)
バニラの在廊だって、この日だけ。
きのこばかりの空間で
じっくり、時間をかけて
いろんなきのこを
迷いながら
楽しそうに選んで下さった
その時のこと、思い出しながら。
『壁きのこ』よりも
少ぉし、小さめの毒キノコに変えて
「標本ブローチ」になりました。
他のミズタマ毒キノコ。
いろやのきのこ祭り
岩国市横山
いろやギャラリーにて。
10月2日ー10月12日 (水曜日定休)
10:00〜17:00