さよなら、2月 | 羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

バニラのつくる、
不思議とヘンテコな世界。
羊毛フェルトや刺繍。
アンティークな素材でつくる、猫や動物、いろんなもの。
其々に
ひとつひとつの、
ものがたり。

猫展、無事に終わり。
今回は10日間と、短い間でした。


コロナ禍の中で
色んな事が変わってしまい。
それは、ギャラリーだけでなく。



バニラの在廊は
今回はありませんでした。

その中でも
わざわざ猫たちに会いに
足を運んで下さったみなさまへ。


本当にありがたく。
本当ならば
お会いしたかったなあ、
お話もしたかったなあ、と
思うばかり。




[空想的アンティーク]シリーズ
「マダムのビスキュイ」より.
『星のボンボンとアンジェ』


ふらり立ち寄った、最終日の本日。
ふと
“あの子が居ないなー“と、探した。


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余談であるが

私の服装は大体が黒とか白とか。
シンプルなものが殆どだ。
だぼっとワンピースを着ていたり
ロングのシャツだったり
ブラウスだったり。

ベリーショートなので
耳には大体
アクセサリーを付けている。


金属アレルギー気味(?)なので
素肌にそのまま
リングやバングルをつけることは
最近は避けている。
(チタンポストならば
今のところは大丈夫そうだ)




合わせやすいので
バッグや靴など
小物やなんかは
つい、シルバーのものが多めだ。

赤とかグリーンなんかは、
かなりハッキリとした色が好きで
靴下とかで、はいている。

柄の服、といえば
バニラは「みずたま」とか
ストライプだ。
縦縞、横縞とあるが
バニラは縦縞。




横縞「ボーダー」になると
死ぬ程似合わない。


昔は
あれをさらりと着こなす人が
羨ましかった。


淡い色のものはあまり持っていない。
極端なのである。





さて、この猫のこと。

随分前に、ブログに載せていた
「エマ」と「リュカ」という、
同じシリーズで作った猫たちの
「友人」の女の子。





『pyjama.soirée』
~秘密のパジャマパーティー~
~リュカのひとりごと~



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お菓子屋のおばあさまから聞いた
“不思議なおまじない“

それを試してみようと、
エマが
なかよしの男の子「リュカ」を
巻き込んで
それを実行しようと
秘密のパジャマパーティーに誘うお話。


それは
[星が銀色の
ボンボンになって落ちてくる]
というもの。

はたして、
それは成功します。

2人は、おまじないを教えてくれた
おばあさまへの御礼に
ボンボンを持っていくのですが

もう1人、それを昔
ママンから聞いたことのある
女の子が居たのです。

それが「アンジェ」。

エマは
「内緒で、ひとつあげる」と
もう1人の仲良しのアンジェにも
星のボンボンを、一粒。

『これね、お星様だったのよ』
と、聞いたアンジェは
昔ママンに聞いた「おはなし」を
思い出して家へと走るのです。


これらのものがたりも
こうして、繋がっている。


不思議な銀のボンボンを手に

アンジェは
「誰か」
のところへ行きました。

どんな方が連れて行って
下さったのかな。
もしも、これを読んで下さって
いるならば。

いつか、お会い出来るかな。




黒い古布に
アンティークビーズの
小さなボタン。
手には銀縞のスフレビーズを、一粒。

黒いワンピースのアンジェは
バニラの装いと似ていて
それは、銀の差し色までも。



なんだか、ホッとしたような。
少し、寂しいような。


うん。やっぱり、
「嬉しい」が大きかった。



こうしていられることに、感謝して。

さよなら、2月。

春だ。






あ、今回は
バニラの元に戻ってきた猫たちも、ね。
またご紹介いたします。

次の猫はアンジェたちの
「星のまじない」の大元となる、
ある魔術師のものがたりへと
繋がっていきます。



他の猫たちも
其々にあいらしく。

そして
まだ出会えない、誰かへ。


では、また🌟








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