回転バニラ | 羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

バニラのつくる、
不思議とヘンテコな世界。
羊毛フェルトや刺繍。
アンティークな素材でつくる、猫や動物、いろんなもの。
其々に
ひとつひとつの、
ものがたり。

こころの様子が、ぐるっと回る。


ついこの間まで
秋の展示に向けてのあれこれ、
考えていたんだ。

久しぶりに1度、
コラージュレッスンに顔をだして。


秋の展示の題材に
“こんな蝶を足してみようか。ーーと、
先生と楽しく試みていた。


6月も終わりのころ。


こんな蝶をひとつ、つくりながら



そういえば……。

落ち着いたら、やりたかったこと。


『こういうのをいつか、ゆっくりと
つくろうと思っていたんだよな…』と。




『こういうの』



古い図版の蝶々のような。

たくさんつくれたら、
シルクの蝶の標本オブジェにしよう、と。




7月。
父の検査のこと。
ワタシの検査のこと。

毎回、憂鬱だ。
でもやらなければならないことだ。




豪雨のこと。




コロナ感染したまま、
とある自称YouTuberが
うちの地元や
父の通う病院がある
市内あたりにも来ていて。

会見や記事で見る限り、
各地で行っていた事には悪意がある。

元々「迷惑系」と呼ばれていたらしい。

コロナに感染した事が
悪いんじゃないのだ。



人を巻き込んでもいいのだ
という、そういう行為に及んだこと。

どうして、わざわざそんなことを
しなければならないんだろう、と
思わずにはいられない。


こころが、ざわつく。

起こってしまったものはもう
どうしようもないのだけれど

憤らずにいられない。


一気に気力が奪われる思いがした。




心がぐるっと、回ってしまう。

あんなに無心に作っていたものが
するりとこぼれて、おちてしまった。


わたしはまた
穴倉のなか、潜んでいる。





今はどうにか

バニラのネジを
自分で回さなきゃ、と思うのに。

自然にできていたことが
できなくなったわたしは

木偶の坊のようだ。



こんなかんじで、最近は

穴倉から
少し顔を出したかと思ったら
また落っこちている。

穴倉は
ハグルマみたいにぐるぐる回るので

油断していると
ひっくり返るのだ。


この前までは元気そうだったり

順調でなにより、と思うヒトが
いるとしても。



ブログの中にいて、

こんなふうに突如回転しては

今、つらいよー……とか

〇〇だよ……とか

思っているだろう
方々に出会える時がある。




回転して、上がってきたり
落っこちそうになったりしていても

たまたま、バニラのとこに
行き当たる事があったなら。


「バニラ」というヒトも
そんな目に遭ってたなー……。と、


何気なく
思ってくれるひとがいるだろうか。


解決策などという
素晴らしいものはここにはなく。

多分、其々に
『こんな時にどう過ごす』という
自分だけの法則があるのだろう。









それだからーー。

ここに来てくれたからと言って、
あまり…というか
全く役には立たないので
(木偶の坊だし)

ここまで読んで頂いておきながら
申し訳ないのだが


「ふーん」くらいに
読んで下さったらありがたい。






では。

また穴倉のどちらかで、
お会いしましょう。