今回は久々に羊毛フェルトのおはなし。
"久々"に…とはいいますが、
それはココでの記事のこと。
地味に毎日、チクチクしております。
先日やっと送り出した猫は
サビ柄の毛長さん。

















『おかえり、大好きなヒト』
アトリエ.バニラ'sでは
「うちのコ、そっくり」の
オーダーは受けていないのですが…
お客様から
「届いたら、うちの猫に似ている!」
と、言って頂くことがあります。
この方はそんな言葉とともに、
ワタシに写真を送って下さいました。
掲載許可を得ておりませんので、またいつか。
ワタシはこの子を
『おかえり、大好きなヒト』
という名前で
ものがたりと共にお作りしました。
お客様からは、サビ柄猫ちゃんと
暮らしていらっしゃる事だけ
お話の流れで知っておりました。
この方は前にも
オーダーではない別の猫ブローチを
迎えて下さった方で、
とても深い愛情をお持ちの印象でした。
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この冬、
ワタシはあたたかなアナタの胸の上。
寒くても、大丈夫。










大好きな猫とヒト同士。
どちらもが「あなたがいるから温かい」。
そう思っているよね。
寝転がるその人に、寄り添うように。
時には上にヨッコラセ、と乗ってきたり。
そうしてぬくぬくとする
幸せな部屋のイメージにて。
📮後日、送り出した先から届いた
メールに、お互い驚いて。
その方の「サビ柄ちゃん」は
重い病を患って
乗り越えて、今は寛解状態なのだそう。
でも、本当は
いつお別れがくるかわからない。
その方は、その事が頭から離れずに。
『似ていなくてもいいから』
バニラさんの猫を。
同じサビ柄さんのブローチを
持っていたかったのです、と。
『題名に、心が震えました』
『大切に、します』と。
病を治して、
"大好きな人のお家に帰ろう"と
頑張ったんだね。
その方が仕事から帰られるのを
待っている姿が、フワリと見えたような
そんな気がしました。
溜息が出るような素晴らしい
「うちのコ」を
作る作家さんがいらっしゃる中。
縁あってアトリエ.バニラ'sの猫を
選んで下さったことに
ココロと頰が熱くなりました。
震えたのはワタシのほう。
ものがたりと現実の……
隣に描いた
「マル」と「丸」の
偶然にも重なった、小さな場所。
意図せずして出会えた
不思議な一角を
トコトコ歩いていくように。
小さな小さな
アトリエ.バニラ'sを
見つけてくれてありがとう🌟
このまま元気で、
一緒にいられますように。
今日もバニラの部屋を
そっと覗いて下さった方々に
ありがとう、をバニラより
🍨🌟
