
次々と積読が増え、10月の三連休は、読書に徹す!です。(笑)
(もともと、出不精なのですが。。^^;)
紀伊国屋書店がインターネット書店への対抗策として初版10万冊の9割を出版社から
直接買い取ったという村上春樹の『職業としての小説家』。
読了いたしました。
読後感は、とても清々しい気持ちになりました。^^
読了いたしました。
読後感は、とても清々しい気持ちになりました。^^
私はデビュー以来、リアルタイムで村上春樹の作品を読んできましたが、やはり、エッセイは格別です。
小説を書くきっかけになったこと、小説家になった頃のこと、学校の事、文学賞について等など、村上さんの作家論、小説論、文学論が率直に語られています。
驚くほど創作の秘話を奢らず、詳細に語り、読んでいてとても刺激的でした。
特に印象的だったのが心理療法家の河合隼雄氏との思い出。
「河合先生と会って話をしていて何を話したかほとんど覚えていないと申し上げたわけですが、
実を言えば、それは本当はどうでもいいことなんじゃないかと思っているんです。
そこにあった一番大事なものは、話の内容よりはむしろ、我々がそこで何かを共有していた
そこにあった一番大事なものは、話の内容よりはむしろ、我々がそこで何かを共有していた
という「物理的な実感」だったという気がするからです。。
何を共有していたか、ひとことで言えば物語のコンセプトだったと思います。」~(本文抜粋)
村上さんにとって共感を抱く事ができた相手はそれまで河合先生以外に一人もいなかったのだそうです。
その他にも興味深いお話が満載です。
丸ごと村上春樹といった1冊です。^^
「人は本来、誰かに頼まれて小説を書くわけではありません。
「小説を書きたい」という強い個人的な思いがあるからこそ、
そういう内なる力をひしひしと感ずるからこそ、
それなりに苦労してがんばって小説を書くのです。」(~本文抜粋)
それを感じさせる表紙の村上春樹さんの写真はとてもかっこいい。^^
かのアラーキーさん(荒木経惟)が撮ったそうですから、こちらも成る程、納得です。^^