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私にとって季節の楽しみは、その情趣に出逢った時と時季ものを食すこと。^^
(食いしん坊バンザイ。笑)
 
特に、新しい味と名残の味が重なるこの時季は、とても嬉しく感じます。
 
今日は、ご近所さんから「とうきび(とうもろこし)」を頂戴しました。
思わず口元がほころぶ私です。(笑)
 
まずは塩茹で。^^
茹で上がったとうきびを塩水が入った浅パットに入れてロコロと回し、すぐにラップに包みます。
すると、とうきびの粒に皺が寄らず、ぷっくりとして美味しく食べられます。
 
そして、
夜は、掻き揚げにしてみました。
 
是枝監督の映画『歩いても 歩いても』をご存知でしょうか。
 
不慮の事故で亡くなった長男の15回目の命日に合わせて帰省した次男家族と年老いた両親の複雑な心情を描いた物語です。
 
一番好きなシーンが里帰りした家族のために母親がてきぱきとお料理をこしらえる姿。
まるで実家に帰ったような懐かしい風景が広がります。^^
 
そこに登場するのがパチパチと油にはじけるとうきびの掻き揚げです。^^
 
とうきびの粒を包丁で芯から削げ落とし、薄力粉をまぶしておきます。
ボウルの中に卵と冷水、薄力粉を加えてさっくりと混ぜ、そこへ薄力粉をまぶしたとうきびを入れて軽く和えます。
 
後は、スプーンで適量をすくったとうきびを油に落としいれカラリと揚げます。
 
我家では掻き揚げにお塩を好みで振っていただきます。
(湿気を吸わないうちにアツアツを召し上がれ~)
 
シンプルな塩味は、とうきびの甘みをひきたて、さくさくとした食感はじんわりとひろがるお日様の記憶。^^
 
ただこれだけのことですが、案外の美味しさです。
 
映画を観てから、とうきびの掻き揚げは、この時季の定番になりました。^^