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私の大好きな日本画家のひとり、片岡珠子の『百寿のめでたき富士』です。
(珠子100歳の時の作品です)
新春にふさわしい赤富士が圧倒的な存在感を発揮して観るものにその魂を感じさせますね。
 
片岡珠子は、昭和から平成に活躍した札幌出身の画家で、その作風は、この「赤富士」をご覧に
なってもお分かりのように大胆な色使いが特徴的です。
「落選の神様」などと呼ばれた不遇の時代を乗り越え、自分の信念に従った創作を続け
確固たる地位確立しました。
富士山シリーズは、彼女を代表する作品のひとつで、当初、活火山、死火山と様々な山を描き、
最終的に富士山に到達しました。
「骨を埋めるまで、富士を描こうと思った」それほど、富士を描き切ることの難しさに挑み、
教鞭な意欲で数多くの富士を描いたのです。

「あどけない私の描く富士が、人々に勇気をあたえたり、
病気がなおるような氣持になったり、、、、
何か良いことに出合いそうな豊かな心に恵まれたり、
花の咲く富士山に遊びにゆきたくなったり、
雪降りしきる富士のがまんを知ったり、
富士山の絵で清められたり、
できたらなあ、などと乙女の祈りのような心で、
沢山描いて行くつもりですし、
これを実行したいというのが近頃の私の日常生活です。」(片岡珠子)

「基礎が大事。基礎って面白くないのよ。でも我慢して勉強すること。まず、やろうと決心すること。
そしてコツコツとやめずに長続きさせること。
勉強はちょっとやそっとじゃできない。積み重ねです。発掘です。死ぬまでの努力だと思います。
いきなりいい作家になんかなれません。だから最初は下手でも結構。
そのままでいい。でも絶対やめないで続けること。やれば必ず芽が出ます。」
あきらめず努力し続ければきっと道は開ける。ということを、片岡珠子は身をもって示したのですね。
 
(片岡珠子は、86年に文化功労者に選出され、89年には文化勲章を受章しています。
2008年天寿を全うしました。 )