『本の魔法』 司 修 (白水社 2000円) 第38回大佛次郎賞を受賞作品
「本の魔法」は、多くの本の装幀を手がけてきた画家、司修さんご自身がその中から、
記憶に残る15の作品について、つづったエッセーです。
(本書の装幀も司さんが手がけたもので、15冊すべて載っています。^^)
司修さんは、装幀が素晴らしいだけでなく、作家としても本を何冊か出されていますが、
その文章もすごく良いです。
古井由吉、武田泰淳、埴谷雄高、島尾敏雄、中上健次、江藤淳、三島由紀夫、
森敦、真壁仁、河合隼雄、松谷みよ子、網野善彦、水上勉、小川国夫という戦後の
文学者たちとのエピソードや本の装幀が生まれたその瞬間を情緒豊かに書かれています。
私は、紙の本の質感やデザインが大好なのですが、なかでも装幀は、その本の一生(?!)
を決めるほど重要な位置を占めていると思っています。
それにその本の風情も捨てがたいでしょう。^^
本書を読んで、改めて実感しました。
皆様も本の魔法にかかってくださいね。(笑)
(* 司 修(つかさ おさむ)さんは、1936年生まれで現在75歳です。)