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最近、読んだ本たちです。^^
 
知人の開催した「古本まつり」で買いました。
 
『はじめての文学 小川洋子』 小川洋子
 
『写楽・考』 北森 鴻
 
『物は言いよう』 斉藤美奈子
 
こういう市は良いですよね~。
 
夏の光と大好きな本を眺めるだけで、無邪気なときめきを覚えます。
 
思う存分、本を見て、戦利品を袋に提げて意気揚々と帰ってきました。^^
 
『はじめての文学 小川洋子』 
はじめてシリーズの4冊目です。(短編集)

「冷めない紅茶」~「完璧な病室」より
「薬指の標本」~同名
「ギブスを売る人」~「寡黙な死骸 みだらな弔い」より
「キリコさんの失敗」~「偶然の祝福」より
「バックストローク」~「まぶた」より

以前に読んでイチオシの「薬指の標本」以外にも、嬉しかったのが、どの作品も
ものすごく好きなものばかりだったことです。
 
ルビがふってあり、活字も大きいので、どなたにでも読んでもらえる本です。
はじめてふれる小川洋子ワールド。
私は本好きの少女にプレゼントしたくなりました。^^
 
(やはり、小川洋子はいいな。^^)
 
『写楽・考(蓮丈那智フィールドファイルⅢ』 北森 鴻
 
民俗学者・蓮丈那智シリーズ第三弾。4編からなる短編集です。

助手・内藤の写真が学生の間で御守り代わりにされている、そんな他愛のないエピソードから
始まる第一話「憑代忌」
 
第二話「湖底祀」は、湖底に神社の跡がある説を唱えた在野の学者と蓮丈那智のバトル。
 
着眼点としては、「鳥居」、起源が不明とされている鳥居は、ここでその起源・役割について
触れています。
湖の中に沈んでいるものについての蓮丈那智の推論は面白い!!
 
第三話「棄神祭」では、教務部の彼と蓮丈那智が学生時代に遭遇した事件が焼き直されるような
事件に遭遇するお話。

表題作「写楽・考」(最終話)
業界誌に載った業界を揺るがすような論文、文体は蓮丈那智に似ているが蓮丈那智ではない。
 
そんな時、論文の作者と同名の人物が行方不明となり、さらにその人物ゆかりの骨董商が殺害され、
蓮丈那智に容疑がかかる。(この作品で初めて教務部の彼の名前が明かされます。)
 
失踪した蓮丈那智を捜し、容疑を晴らすために奔走するのは内藤と同じく助手の佐江由美子、
そして教務部の彼。。。
 
大変魅力的なミステリーで面白かったです。^^
 
改めて北森氏が亡くなられことがとても残念です。。。
 
 
『物は言いよう』 斉藤美奈子
 
2004年発行本。
当時『噂の真相』に連載されていたコラム「性差万別」を単行本化したものです。
 
斉藤美奈子さんの書評は面白いという評判は聞いておりましたが、裏切られる事なく、
懇切丁寧でわかりやすく、少々過激さもあり面白かったです。 
たとえば、「子どもを一人もつくらない女性が自由を謳歌して、楽しんで、年とって税金で
 
面倒みなさいというのはおかしい」という、(当時の首相)森喜朗氏のとんでもない発言に、
 
この発言がどういう場でなされたのかを解説し、背景がわかるように解説されています。
 
その上、そのような発言をしないための対策まで提示しています。
 
本書に登場する人たちの一見なにげない微妙な発言、差別など、公の場での言動が
 
セクハラや性差別にならないための基準、規範をみごとに解説したフェミニズム読本です。
 
あとがきの冒頭に、この本は評論でもエッセイでもなく実用書である。。。と、
 
書かれておりましたが、まさに、実用書です。^^