
今日は、おひさまの陽射しが柔らかで、なんとも気持ちが良かったので、
押入れやクローゼットの整理をしました。^^
お引越しから3年もたっていますのに、入れっぱなしにしているダンボールがまだありました。(笑)
あら、この箱は何を入れてたかしら?と、開けてみますと母譲りの着物が数枚。
その中に黒地に細かい文様のある江戸小紋を見つけました。
それが、上↑の画像です。^^
江戸小紋の中でもっともポピュラーな柄「鮫(さめ)」という小紋です。
着物ビギナーの私ですが、この鮫小紋はひと目で気に入ってしまいました。(笑)
これと並んで、江戸小紋の代表的な文様は、「行儀(ぎょうぎ)」「角通し(かくとおし)」という
三役があり、そのほかに「千筋」「万筋」など、柄の種類は数千種もあると言われています。

江戸小紋は、 小さい文様の「型紙」を彫り、それを布地に染めた「型染め」です。
もともと、江戸時代の武士の裃(かみしも)に用いられたもので、藩によって柄が定められていた
そのほとんどが地色のほかに一色だけで染めていますので、ミリ単位の極小模様ですと
遠目には無地に見えるため、格調高く着られる着物でもあるのです。
そうです。
普段着にも着れ、「紋」をつければ略礼装にもなり、江戸小紋のその汎用性の高さは着物界の
優等生と言われている、、というのも頷けます。
なるほど、これほど便利な着物もありませんね。
それに便利というだけでなく、どんな帯と合わせても、品格があります。^^
もし小紋で迷われているかたがいらしたら、江戸小紋はどうでしょう。^^
とは言え、その柄が細かいほど格は高く、お値段も高価です。
近年は、「毛万二つ割り」(毛万筋の筋一本をさらに二分割した超細い筋)などの極小ものの型を
彫る職人さんが少なくなり、スクリーントーンで染めたものが多くなっているようです。
(その代わりお値段もお安くなり、買いやすいですが。。)

↑着物1枚に帯3本、、と昔から言われているそうですが、帯がなかなかなねぇ~^^
母の小紋には、黒の八掛もついてますし、しっとりとして馴染みもよく、かなり気に入りました。
所が、1つ問題が発生です。
実は、着物の丈が、147cm、裄(ゆき)が64cmで、161cmの身長の私には短いのです。
お袖は、少々短くても良いのですが、おはしょりのない着物を着るというのは、どうなのでしょう。。
気に入っても着れないのなら、いっそのこと、小柄な叔母に譲った方が。。。
そう、思ったのですが、ふと着物に精通している友人watanabeさんに相談してみることに
しました。
watanabeさんは、気に入っているのなら、金額は多少かかってもお直しした方が良いと
言ってくださいました。
そう、そうでした。お直しが出来るのです。
肩で裄を出すことが出来ますし、身丈が短い場合は、おはしょりで隠れてしまう部分に
足し布が出来るのです。
*「おはしょり」
着付けるときに,着丈より長くて余った布を腰の辺りでたくし上げて紐で締めるが,たくし上げた部分を「おはしょり」という。このおはしょりは,女性の着物にしかない。
そういえば、昔は、悉皆屋(しっかいや)さんがいて(今はやはり呉服屋さんでしょうか?)
着物の手入れや収納法など、着物にまつわる全てのことに精通している人がいました。
「悉皆」というのは、「残らず」 「すっかり」 「全部」という意味で一般的には、着物や帯の
染み抜きや洗い張り、お仕立て直しなど着物全般にわたるプロデューサーがいらしてたのです。
今は、呉服屋さんだとしたら、着物を持っていってお直しの見積もりして頂くのも気が引けます。
もしかしたら、帰りには、別の反物を購入しているのではないかと思うと、足は、なかなか
そちらに向かないものですね。(笑)
けれど、何十年前?かの母の着物は、単なるものではなく、「心」が詰っているような気がします。
やはり、再生して私が着ること、それが大切な宝物をすてきに蘇らせることになりますね。
着物は日本の美しい文化ですもの。^^