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チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』は、

子どもの頃、母からプレゼントされた大切な思い出の本です。

ケチで無慈悲で、クリスマスなど信じていないスクルージの前に

現れた幽霊が、彼の過去・現在・未来を見せることで改心させる、

というお話です。

私が母からそうしてもらったように、私も小学生(低学年)だった娘に

この本をプレゼントしました。

岩波少年文庫の「クリスマス・キャロル」の解説にも載っていますが、

イギリスでのクリスマスのお祝いは、清教徒革命で17世紀、ピューリタンによって

1度、禁止され、廃れてしまいました。

しかし、そのクリスマスを再び復活させたのが、英文学の父、ディケンズと言われています。

ディケンズは、父親の多額の借金のために12才で靴墨工場で働き、

貧困の辛さ哀しさ、そして、たくましく生きる人たちの暖かい心や

ユーモアなど、つぶさに味わいました。

やがて、作家となり成功したディケンズは、この経験を決して忘れることなく

社会のさまざまな問題について強く訴えてきました。

『クリスマス・キャロル』は、その作品の代表作です。

ディケンズのこの功績が、やがて、クリスマスの復興に影響を与えました。

そして、季節や宗教的な行事にとどまらず、新たな意味を持つ、キリスト教の

枠を越えた『クリスマス』が世界に広がったのかもしれませんね。

その他のディケンズの作品には、

『大いなる遺産』『オリバー・トゥイスト』『二都物語』等があります。

きっと、皆様も読まれたことでしょうね。^^