
日本の文庫本は、出版社によってカバーが統一されていて、デザインも素敵。
それに文庫本は、手軽に持ち歩けますし、なんといいましてもキオスクや
コンビになどでガムや飴等を買うように気軽に買えるのが魅力です。
たまに、「あっ!見い付けたっ」という著書との出会いもあります。
名作や古典が多く出されているのも文庫本の真価ですね。
ある雑誌に岩波重雄氏の「文庫発刊に際して」という
本文奥付に載せられた文が紹介されていました。
昭和2年に書かれたものです。
「。。。卑しくも万人の必読すべき真に古典的価値のある書をきわめて
簡素なる形式において、随時刊行し提供せんと欲す。。。
携帯に便して価格の低きを最主とする。。が、ゆえに外観を顧みることが出来なかった。。」
と、言っておられます。
しかし、どうでしょう。
なんの、なんの、そんな憂いは無用ではないですか。^^
実に素敵な出来栄えではないでしょうか。
岩波文庫といえば、あのデザインを思い浮かべますよね。
実は、その表紙、1927年の創刊以来74年間変わらないそうです。
平福百穂画伯装丁の唐草模様.奈良・正倉院所蔵の古鏡「鳥獣花背方鏡」の
模様を模した図案です。
全点にカバーをかけた今でも、お馴染みさんです。^^