
高野作品5冊目、本日、届きました。^^
『棒がいっぽん』
本の題名を聞くと、、
♪ぼう~がいっぽん、ありました
はっぱかな はっぱじゃないよ ♪
の、あの歌が思い浮かびませんか。
♪ぼう~がいっぽん、ありました
はっぱかな はっぱじゃないよ ♪
の、あの歌が思い浮かびませんか。
まさしく、この絵描き歌のように
予測できない物語が始まる合言葉のようです。
予測できない物語が始まる合言葉のようです。
この本は、6編を収録した短編集になっています。
その中の「美しき町」「バスで四時に」の2篇は、
特に高野文子の日常にたいする考察力の賜物として、
おもわず唸らされてしまった作品です。
特に高野文子の日常にたいする考察力の賜物として、
おもわず唸らされてしまった作品です。
「美しき町」
時代背景は昭和30年代辺りでしょうか。
高度成長期で、日本中が一生懸命に頑張っていた時代です。
新婚夫婦の日々の生活の様子が描かれています。
高度成長期で、日本中が一生懸命に頑張っていた時代です。
新婚夫婦の日々の生活の様子が描かれています。
夫、ノブオは工場に勤めています。
ある日、同じ団地(アパート)に住む
ある日、同じ団地(アパート)に住む
彼の隣人であり工場の同僚でもある井出は、
(「要領の良い」「出世するタイプ」)
ちょっとした事で、「高潔な」ノブオに反感を抱きます。
(「要領の良い」「出世するタイプ」)
ちょっとした事で、「高潔な」ノブオに反感を抱きます。
そして、工場の組合の名簿を一晩で作れと難題を押し付けます。
ノブオと妻のサナエは徹夜でその仕事をやりとげます。
ノブオと妻のサナエは徹夜でその仕事をやりとげます。
明け方、二人は温めた牛乳とクラッカーで、
しばし休息の時を迎えます。
しばし休息の時を迎えます。
二人共、30年後も、こうしたことを思い出すのだろうか。。と思いながら。。
まるで、小津安二郎の映画のようです。
たんたんとストーリーは進むのですが、とても奥深さを感じさせる作品です。
たんたんとストーリーは進むのですが、とても奥深さを感じさせる作品です。
「バスで四時に」
お見合いの相手宅に向う女性の心情を巧みに描いています。
お見合いの相手宅に向う女性の心情を巧みに描いています。
最後に番外篇ですが、
「奥村さんのお茄子」。。。
この作品は、1度読んで「?」でした。(笑)
「奥村さんのお茄子」。。。
この作品は、1度読んで「?」でした。(笑)
そして再度、読み直して、、なんとなく分かりました。^^
登場する女性は「わたし 整形なんです」なんて言って、
靴もぬげないし、眼鏡もはずせない!?
眼鏡は顔と一体化しているのです。
靴もぬげないし、眼鏡もはずせない!?
眼鏡は顔と一体化しているのです。
そして先輩は「醤油さし」であり、ビデオテープは「うどん」です。
実は、、、彼女は宇宙人。(笑)
「20数年前の6月6日の木曜日の昼食に何を食べましたか」。。と、
突然質問されて、即座に答えられる人は、まず、いないでしょうね。^^
突然質問されて、即座に答えられる人は、まず、いないでしょうね。^^
しかし、この作品では、
その「1968年6月6日(木)の昼食に、茄子を食べたか食べなかったか」が、
宇宙人の先輩の運命を左右する「すアリバイになる」という、設定になっています。
その「1968年6月6日(木)の昼食に、茄子を食べたか食べなかったか」が、
宇宙人の先輩の運命を左右する「すアリバイになる」という、設定になっています。
宇宙人は、先輩のアリバイを立証するために、
奥村さんが茄子を食べたことを裏づける証言を集めます。
奥村さんが茄子を食べたことを裏づける証言を集めます。
それは、当時奥村氏の視界に入った少年や、その少年を叱った
教師や、その教師を眺めていた郵便局員たちの証言。
箸でおかずをつまんで口に入れる短い時間、、、。
教師や、その教師を眺めていた郵便局員たちの証言。
箸でおかずをつまんで口に入れる短い時間、、、。
そんな短い時間に、様々な人たちが、様々に考えている。
これが、「奥村さんのお茄子」から読み取れる「生の連続性」なのでしょうか。。
とか、、なんとか、、^^
とか、、なんとか、、^^
。。。その他3作品の感想も次回載せたいと思っています。
今回は、この辺で。
今回は、この辺で。
*余談
北村 薫の本の表紙(イラスト)は、高野文子さんなんですよ。

「織部の霊」
「砂糖合戦」
「胡桃の中の鳥」
「赤頭巾」
「空飛ぶ馬」
(北村さんの本の紹介)
「私たちの日常にひそむささいだけれど不可思議な謎のなかに、
貴重な人生の輝きや生きてゆくことの哀しみが隠されていることを教えてくれる」
と、宮部みゆきが絶賛する通り、これは本格推理の面白さと小説の醍醐味とが
きわめて幸福な結婚をして生まれ出た作品です。
北村 薫の本の表紙(イラスト)は、高野文子さんなんですよ。

「織部の霊」
「砂糖合戦」
「胡桃の中の鳥」
「赤頭巾」
「空飛ぶ馬」
(北村さんの本の紹介)
「私たちの日常にひそむささいだけれど不可思議な謎のなかに、
貴重な人生の輝きや生きてゆくことの哀しみが隠されていることを教えてくれる」
と、宮部みゆきが絶賛する通り、これは本格推理の面白さと小説の醍醐味とが
きわめて幸福な結婚をして生まれ出た作品です。