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スポーツライターの
玉木正之氏が大絶賛し、
大、大お勧めという本、
「モスラの精神史」
を読みました。

何故?モスラ?と思われますか?(笑)

実は、私には、弟が二人おりまして、
小学生の頃、TVの優先権は、
彼らにあり、少年番組を多く観てました。(笑)

2対1ですからね~。^^

ですから、それが切っ掛けで、
家族で映画を観に行く時も、
まずは、彼らの好きな怪獣映画でした。

その中で私が一番に好きだったのが
「モスラ」です。(笑)


「モスラ」は、怪獣映画の火付け役になった
「ゴジラ」ブームを受けて昭和36年(1961年)
に公開されました。
(残念ながら、その当時は観てません。後にです。)

当時人気のあった双子の姉妹歌手(ザ・ピーナッツ)が、
インファント語で主題歌を歌い、後にこの曲が話題になりました。^^

♪モスラーや、モスラー
 デンガンクサティアン ヒンブンドゥム ♪


「ゴジラ」世代でなくとも、怪獣映画のファンであれば、
ご存知のことですよね。^^

この本は、その誕生にまつわる数々の謎を解き明かす書です。

読んで、ちょっと、驚いたのは、モスラの原作を
執筆したのは、中村真一郎、福永武彦、堀田善衛という
フランス文学者の3人だった事です。

モスラは恐竜や野獣ではなく、なぜ?
蛾の怪獣でなければならなかったのか。

それは「モスラ」 のモデルとなったカイコ蛾が、
当時、曲がり角にあった養蚕業と関連があったから。。

先にも述べましたが、ザ・ピーナッツの主題歌の
歌詞が、実はインドネシア語だったことも、
最近知られる事となりましたね。

その他、
モスラが、繭をつくる場所をなぜ国会議事堂に
選んでいたのか?

なぜモスラは小河内ダムから出現したのか?

という、これらの謎を解いていくことによって
太古から60年安保問題直後までの日本の様々な
社会、文化状況が織り込まれていることが分かってきます。

著者、小野俊太郎氏は
「怪獣映画とは、人間と怪物のあいだのつながりを
めぐるテーマを示すだけではなく、映画の成り立ちとして、
怪獣パートが暴走したり、人間中心の本編が独自の意味づけ
をして物語に矛盾や対立を抱えがちなジャンルなのだ」
と述べています。

原作と映画の違いもさることながら、様々な問題が投影され
映画「モスラ」の謎を探るうちに制作に携わった人々の思いが
ズシンと伝わってくる一冊です。

興味のある方は、どうぞ。^^

余談:話題の映画「グローバーフィールド」も言ってみれば、
   怪獣もののようですから、、是非、観たいと思っています。