
映画監督の市川崑監督が2月13日92歳で逝去しました。
昭和を代表する名監督が、また一人この世を去りました。
昭和を代表する名監督が、また一人この世を去りました。
多分、「市川崑」という名を馳せたのは「東京オリンピック」でしょう。
昭和39年に東京でオリンピックが開催された時の記録映画です。
昭和39年に東京でオリンピックが開催された時の記録映画です。
私が観たのは、、随分前で、BSで放映されたものでした。
ドキュメンタリータッチで、斬新なカメラワークが特に印象的でした。
ドキュメンタリータッチで、斬新なカメラワークが特に印象的でした。
その後の監督作品は、皆様ご存知の通りですね。(笑)
私、個人のお気に入り作品は、『黒い十人の女』です。
市川崑監督の奥様、和田夏十さんのオリジナル脚本で知られた映画です。
才気とテンポのあるブラック・コメディ?になっています。
1961年の作品。
市川崑監督の奥様、和田夏十さんのオリジナル脚本で知られた映画です。
才気とテンポのあるブラック・コメディ?になっています。
1961年の作品。
テレビ局の敏腕プロデューサー風 松吉。 メカニズムに押し流されている彼には近づく女も多い。 彼と関係した女は十指に余る。 妻の双葉(山本富士子)は、そんな夫をあきらめて レストラン「カチューシャ」の経営でまぎらわしていた。 責任のない関係のつもりだったが、女の方では松吉が忘れられない。 女たちは松吉に対する思いが深くなるにつれ「ポックリ死ねばよい」 「誰か殺してくれないかしら」と言うようになる。 そんな話を耳にした松吉は、十人の女が自分を謀殺しようとしていると思い込む。 思い悩んだ彼は、妻の双葉に相談する。 そして、或る雨の夜、双葉のレストランに黒い十人の女たちは集まる。 そこで、松吉は殺されてしまう。 実は、これは松吉と双葉の策略で空砲を撃ち、双葉が犯人を買ってでて この場を納めたのである。 テレビ局には病気届を出して松吉は姿を消す。 他の九人の女たちは松吉は死んだと思い、十人の女の中で、一番松吉を愛していた 三輪子は、罪の意識から自殺をしてしまう。 そのあと松吉が生きているとわかり、女幽霊となって再三現われる。(笑) そして双葉は松吉と離婚する。 市子(岸恵子)は、第一の愛人であり新劇の演技派女優。 市子は、松吉と同棲していた。 妻・双葉から松吉を譲り受けたようなかたちで。。 そして、市子は、マスコミに追いまわされる自分を嫌い女優をやめる。 その後「女優引退パーティ」が盛大に行われる。 そこで、楽しく談笑する双葉と市子。 パーティが終ると、市子は沢山の花束をかかえ冷い表情で自動車を夜の闇に走らせるのだった。
松吉役は、まだ新人だった船越英二です。(かなりのハンサム)
この映画を作った60年代は、まだテレビ局は、はしりの時代です。
それを和田夏十さんは、その先の時代を鋭く見据えていたと思います。
それを和田夏十さんは、その先の時代を鋭く見据えていたと思います。
この映画に登場する女は、皆、職業をもった自立人です。
でも、この女たちもまた、仕事社会で人間性を失った男たちと同じレ-ルを歩いている
ことを示唆しています。
そのラストが恐ろしい。。。

↑岸恵子さん
でも、この女たちもまた、仕事社会で人間性を失った男たちと同じレ-ルを歩いている
ことを示唆しています。
そのラストが恐ろしい。。。

↑岸恵子さん
こんなカッコイイ邦画もあるのかと、、酔いました。(笑)
妻を演じる山本富士子は、迫力があり、セリフ回しも、いかしてます。
それに新劇の女優役の岸恵子のファッションが素敵なこと!
当然なことに出演者の皆さんが若く、艶っぽいのです。
それに新劇の女優役の岸恵子のファッションが素敵なこと!
当然なことに出演者の皆さんが若く、艶っぽいのです。
モダニズムの空気が漂い、モノクロの光りと影を十分に駆使した演出。
今も古さを感じさせない構図の美しさに感心してしまいました。
今も古さを感じさせない構図の美しさに感心してしまいました。
市川崑監督は、本当に才能溢れた素晴らしい映画監督だったと思います。
ご冥福を祈ります。
ご冥福を祈ります。