
それは。。
森茉莉 著「贅沢貧乏」
初めて読んだのは高校生の頃です。
あまりにも有名な著書ですから内容など割愛させて頂きますが、
森茉莉さんを大好きになった少女たちは大人になった今でも「贅沢貧乏」が
バイブル的な存在になっているようです。
「生活は極貧でも精神は貴族」
「本当に金を使ってやる贅沢には、空想と想像の歓びがない」
固有の美意識に貫かれた森茉莉ワールドに高校生の私はとてもあこがれました。
そして、今でも時たま、そのワールドに浸りたくなるのです。^^
森茉莉さんは森鴎外の長女。
幼いころは病弱だった為か、父(鴎外)に溺愛されて育ったそうです。
16歳で仏文学者と結婚し、2人の息子に恵まれましたがその後、離婚。
27歳で再婚しましたがまたもやすぐに離婚。
どうも結婚に向いてない方で、2度めの夫に二人の間に子どもが居ると良いね
と言われた時に「息子を8年育ててまた捨てなければならない」と言ったそうです。
森茉莉さんは文筆家になったのは50歳を過ぎてからだそうです。
その頃、鴎外の印税の支払期限が切れて経済的に困窮した為といわれています。
彼女は淡島に30年近く、気ままな一人暮らしをしてたそうです。
作品に登場する飲食店などは淡島の商店街で現在はそのお店はないようですが、
彼女が毎日通っていた「邪宗門」という喫茶店は今も健在だそうです。
森茉莉さんが亡くなって20年あまり経つというのに今でもファンの方が訪ねて
くるそうです。
(森茉莉さんは、その邪宗門でいつも紅茶一杯を注文し原稿を書いていたそうです。)
私も行ってみたい。。。
そして20年前の森茉莉さんの空気に触れてみたいです。
*余談~「贅沢貧乏暮らし」
森茉莉さんの愛用の品の写真がたくさん載っています。
ファンの方たちは、それについての神野薫さんの文章は森茉莉さんに匹敵されるも
のではない!と酷評しています。
でも、そういう本があっても宜しいのではないかと思っているファンがここに居ます。^^