こんにちは、
元CAの『編み物+水引作家』、erikoです。
現在、
体験レッスンやベーシックレッスンを通して
多くの生徒さんに水引アレンジを習得していただいているのですが、
レッスンの中で、
「今年は自分で水引の箸袋を作りたいです♪」
というお声をよく頂きます^^
今年も残すところ1ヵ月半となり、季節的にもお正月の箸袋作りには
ちょうどいい季節でもありますよね。
そんな中、
この度、日本四季大学さまで
日本の伝統文化や四季を楽しむイベントとして
『お正月の箸袋レッスン』をさせて頂くことになりました♪
日本四季大学さまでは四季にあった、
美味しくて簡単な薬膳料理を通して
「四季を感じる暮らし」を生活に取り入れる講座や
レッスンを開催していらっしゃいます。
“健康で美しい人は四季の暮らしを知っている”
そんな素敵なコンセプトのもと、
季節の薬膳料理やしつらえなどを学べ、
私が開催している水引とも通じるものがあります。
今回、日本四季大学主催の原田栄利子さんにお声がけを頂き、
水引を使ったお正月箸袋のレッスンを開催する運びとなりました。
お正月と言えば、おせちと一緒に準備するものが
“祝箸”ですよね。
これまで祝箸は“買い揃えるもの”だった方も
お正月に大切な人と集う準備に
今年は“自分で作っておもてなしするもの”に変え
手作りの祝箸で新年を迎えませんか♪
<そもそも祝箸って?>
『祝箸』で一番に思いつくのは、
お正月のおせち料理やお雑煮を
いただくときに使うお箸ではないでしょうか。
ほかには、お祝いの席や、婚礼の食事の席、
お食い初めでも使われる祝い事には欠かせないお箸で、
真ん中が太く、両端が細くなっているので
“両口箸”ともいわれていて、
一方は神様用、もう一方を人が使うためにあります。
お箸の長さは八寸(24cm)で、
末広がりの八寸なので祝箸は縁起がいいとされています^^
<祝箸のお作法は?>
お箸を使うのに特別なお作法ってあるの?
と思われますよね^^
改めて調べてみると、
知ってること知らなかったこといろいろありました^^
まずは、箸袋に名前を書くのは大晦日
年末年始は何かとバタバタ忙しいですよね、
大掃除をしたり、おせちやお正月飾りの準備、などなど・・・
私もこれまで、元旦当日に祝箸を出してきて、
みんなの名前を書く・・・という事もよくありました^^;
本来は、
大晦日に家長が家族の名前を箸袋に書いて、
お箸を入れて神棚に備えておきます。
(神棚がないおうちは、鏡餅のそばにお供えするといいそうです。)
そして、元旦に家長が神棚からおろして
お雑煮やおせちをいただきます。
お箸は自分で洗って、くり返し使う
元旦に使った祝箸、使い終わるとどうしていますか?
次の日にも使いますか?それとも割りばしのように捨ててしまいますか?
このお正月に使う祝箸は、
使う度に、自分で洗って、もう一度箸袋に戻して
1月7日までは同じお箸を使うのが正しい作法だそうです。
ですが、おせちは三が日だけ、、、という方はその3日間だけでもOK!
またお箸を使う時、
両方の先端が細くなっていて使えるとはいえ、
反対側は神様が使うため、ひっくり返して取り箸にするのはNGです。
(実は私やってました・・・今年から気をつけます^^;)
そして、
祝箸は縁起ものなので、ゴミ袋に捨てずに
神社のお焚き上げに持っていかれるといいそうです。
(どうしても無理な場合は、お塩で清めてから処分をおススメします^^)
こんなことを知りながらお箸を使うと
とても丁寧に新年を迎えられて、ご利益もありそうですね♪
<お正月の食卓を華やかにする箸袋レッスン♪>
まずは、
水引の基本の結び「あわじ結び」を学んで、水引アレンジを制作。
アレンジした水引は“箸置き”としてお使いいただけます♪
その後、和紙をご自身で折ってお一人2膳の箸袋づくり。
今回は使用する紙にもこだわりました^^
金と銀の糸をくるくると回転させながら抄きこみ、
華やかな模様を織りなす「てまり」
一枚として同じ模様がない紙を使用しました。
そして残りの2膳分はお持ち帰り頂き、
ご家族へ、大切な方への贈り物にしてくださいね。
また今回のレッスンでは、
日本四季大学を主催されている原田栄利子さんから
『お正月を迎える心構え』のお話も聞けますよ♪
ご家族と過ごすお正月
お客様を招いて新年をみんなでお祝いする、、、
お正月の食の始まりと思い出に、
『オリジナルの箸袋』で印象的なおもてなしをしましょう^^
eriko