店の前で行き場を失っていた
傷だらけの少女、歩生(あおい)ちゃん。
辛い過去を忘れて
これからの人生をしっかりと自分力で歩んでいけるようにと、義母がつけました。
ご飯もしっかり食べ
お風呂にも入り
少し顔色もよくなっていました
栄養不足はすぐには改善されないため
普通の体型になるまでにはもう少しかかりそうですが、食べる事に抵抗はないようで
何でも食べてくれるのでとりあえず一安心です
黒服の寮は汚いし
セキュリティもしっかりしていないので
風嬢用の寮へお引越ししました。
働いていない子を住まわせるのも…
という問題があり
義父と義母と歩生ちゃんで話し合い
歩生ちゃんの体調が落ち着いたらグループのヘルスで働くこと、収入が安定したら未払いの寮費を納めるということで、一件落着です
義母はわざわざ風俗でなくても
という気持ちもあったようですが
生計を立てるのに
高校も出ていない自分が効率よく稼げる方法を考えると風俗の方がよいとの本人の希望で、今後働いてもらうことになりました。
少しずつ心を開いてくれ
自分のことを少しずつ話してくれるようになったのですが
話しを聞けば聞くほど
彼女の母親がひどい人で呆れました。
また、母親が連れてくる男もろくでもなく
1人くらい守ってくれる大人がいてもよかろうにと思ってしまいます。
彼女の話しを聞いては
かつての自分と重ね
自分の周りには守ってくれる大人がたくさんいてくれた事に改めて感謝しました。
そして
もういい大人になった私が彼女を守ってあげようと密かに誓いました。
彼女がちゃんと1人で歩めるようになるまで見守っていきたいと思います