今回は「無理をしない事の難しさ」について書きます。

 

私が初めて復職する時、心療内科の医師と会社の上司から「無理はしないように」と言われました。

もちろん、無理をする気は全くありませんでした。

しかし、結果的に復職して1ヶ月後から体調を崩し始め、自律神経失調症を悪化させてしまいました。

 

悪化した要因は「自己洞察力の低さ」だと考えています。

自己洞察力が低いと、自分が無理をしている事に気づく事が出来ないからです。

 

当時の私は「無理をしない=マイナスの感情(※)が無い」という考えでした。

※嫌だとか、やりたくないといった感情

無理をしている感覚がある時もありましたが、自律神経失調症が治ったと思っていた事と休職前は普通に出来ていた事から「このくらいなら大丈夫だろう」と判断していました。

今だから分かりますが、この時は自分の状態を正しく把握出来ていませんでした。

 

現在は自律神経失調症やメンタル疾患の知識もあるため、前より無理をしない事について考えられるようになりました。

ただ、それでも無理をしない事は難しいと感じます。

具体的には、自分にとってどこまでが無理をしている状態なのかを知る事が難しいです。

 

メンタル疾患に罹ると、色々な事をするためのキャパシティやエネルギーが下がります。

それは症状が改善した後も続きますが、自分ではそれに気づく事が出来ません。

この事を知らないと、気づかないうちに無理をしてしまいメンタル疾患が再発、悪化する事になります。

 

しかし、この事を知っても自分のキャパシティやエネルギーがどのくらいなのかを知る事は難しいです。

私も色々試している最中ですが、以下に普段意識している事を書きます。

答えにはならないかもしれませんが、参考になれば幸いです。

 

・自分の体調やメンタルの状態を観察する

・記録をつける(日記でも体調記録だけでもok)

・同時に複数の事を始めない

・少しでも違和感を感じたらペースを落とす(家事を休む、集中する時間を少なくして休む時間を増やす)

・エネルギーを使いすぎない(常に疲れを感じない状態でいるようにする)

 

以上が「無理をしない事の難しさ」の内容になります。

 

以下に無理をしない事について参考になった動画を貼ります。

動画では、メンタル疾患の方にありがちな事について話していますので、興味がある方は見てみてください。(私はかなり共感しました)